◎エルサルバドルでは広い範囲で大雨が続き、22日にはサンサルバドル郊外で土砂崩れが発生し、7人が死亡している。
2022年9月27日/エルサルバドル、首都サンサルバドル郊外(Getty Images)

エルサルバドル当局は28日、子供3人が増水したガリー(gully)に転落し、2人の死亡が確認されたと報告した。

ガリーは水の流れによって地表面が削られてできた地形の一種。

現場は首都サンサルバドルの北東約40kmに位置するソシエダの郊外。3人は27日午後にガリーに転落したという。

地元当局によると、3人目の子供は救助され、医療機関に搬送された。2人の遺体は27日遅くに発見、収容されたと伝えられている。

エルサルバドルでは広い範囲で大雨が続き、22日にはサンサルバドル郊外で土砂崩れが発生し、7人が死亡している。この地域では数日前から雨が降り続いていた。

地元メディアによると、28日未明にいくつかの高速道路で土砂崩れが発生し、通行不能になったという。当局は声明で「復旧作業を急ぐ」と報告した。負傷者の有無は不明。

中米諸国ではこの数日、ハリケーンや熱帯低気圧の影響で荒れた天気が続いている。

ハリケーン「フィオナ」はカナダ、米領プエルトリコ、ドミニカ共和国、バミューダ諸島に大きな被害をもたらした。

キューバ西部はハリケーン「イアン」の暴風に見舞われ広い範囲で停電が発生。民家の倒壊や冠水も報告されている。

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