◎スーチー氏の裁判は非公開で行われ、弁護士も公の場で発言することを禁じられている。
2019年12月11日/オランダ、ハーグの国際司法裁判所、アウンサンスーチー氏(Peter Dejong/AP通信)

ミャンマーの秘密裁判所は25日、アウンサンスーチー(Min Aung Hlaing)氏の汚職裁判を継続するのに十分な証拠があると裁定した。

国営メディアによると、スーチー氏は賄賂罪など11件の罪で告発されており、すべての罪で有罪が確定すれば100年以上の禁固刑を言い渡される可能性がある。

昨年2月のクーデターで追放された政治家と民主活動家はこの告発を「でっち上げ」と非難し、次の選挙に出馬させないための措置としている。

AP通信は関係筋の話を引用し、「スーチー氏は25日、2019年と2020年に賄賂を受け取ったとされる2件の賄賂罪で正式に起訴された」と報じた。

国営テレビは昨年、スーチー氏に賄賂を贈ったとされるウェイク(Maung Weik)氏が自供する映像を公開した。

スーチー氏の裁判は非公開で行われ、弁護士も公の場で発言することを禁じられている。

AP通信は関係筋の話を引用し、「スーチー氏は改めて無罪を主張した」と報じている。

スーチー氏はトランシーバーの不法輸入と所持、コロナ規則違反、扇動、その他の汚職罪で11年の禁固刑を言い渡されている。

スーチー氏は国営メディアが25日に報じた民主活動家4人の死刑執行に関する声明を発表していないものとみられる。

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