◎メキシコは今年、いくつかの地点で最高気温を更新。8日には全国の約3分の1で45度を超えると予想されている。
送電鉄塔(Getty Images)

メキシコで7日遅く、一時的な発電量の低下により、数時間の停電が発生した。

国営の中央給電制御所によると、停電は合計で約5時間ほど続いたという。

同制御所は被害を最小限に抑えるため、全国を数十のエリアに分けて計画停電を実施した。

結果、最大の停電は顧客の5%に影響を与え、4時間ほど続いたという。

電力会社によると、多くの市民が帰宅し、エアコン、テレビ、扇風機などをつける夕方の早い時間帯に電力需要が急増。主要変電所に負荷がかかったという。

メキシコは今年、いくつかの地点で最高気温を更新。8日には全国の約3分の1で45度を超えると予想されている。

首都メキシコシティの7日の最高気温は33.4度であった。

メキシコシティは標高の高い山の谷間に位置し、夜になると冷え込むが、今年は熱帯夜が続いている。

電力会社によると、干ばつの影響で水力発電ダムの出力が低下傾向にあるという。

メキシコ国内で消費される電力の7割が火力発電で賄われている。

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