米国サイクロスポーラ症流行、メキシコ産レタスの調査進む
米当局は感染源をメキシコ産レタスにさかのぼって追跡しており、両省は合同の作業部会を設置し、予防的な検査や流通経路の追跡を進めている。
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メキシコ保健省と農業省は18日、米国で発生したサイクロスポーラ症(Cyclosporiasis)の集団感染について、メキシコ産アイスバーグレタスとの関連を調査していると発表した。米当局は感染源をメキシコ産レタスにさかのぼって追跡しており、両省は合同の作業部会を設置し、予防的な検査や流通経路の追跡を進めている。
今回の集団感染は腸管寄生虫による感染症が原因とされる。サイクロスポーラ症は感染すると激しい下痢や腹痛、吐き気などの消化器症状を引き起こし、重症化した場合には入院が必要となることもある。
米疾病対策センター(CDC)によると、米国では約100人が入院中、感染はインディアナ、ケンタッキー、ミシガン、オハイオ、ウェストバージニアの5州で、タコベル店舗で提供された細切りレタスを食べた人を中心に確認されている。
米食品医薬品局(FDA)の調査を受けたカリフォルニア州のテイラー・ファームズと全米最大級の食品卸売会社シスコは18日、メキシコ中部産アイスバーグレタスの回収を開始した。関係者によると、問題となったレタスはグアナフアト州のテイラー・ファームズ施設で加工され、シスコを通じて病院や球場、外食チェーンなどへ広く供給されていたという。
一方、メキシコ政府は流通経路の追跡によって原産国が判明しただけでは、汚染がメキシコ国内で発生したことを意味するものではないと強調した。現在実施している立ち入り検査は、あくまで潜在的な健康被害を防ぐための予防措置であり、原因の特定にはさらなる検証が必要としている。
テイラー・ファームズのメキシコ事業を巡っては、2013年にもグアナフアト州の施設で生産されたサラダ用野菜が感染源となり、全米25州で600人以上がサイクロスポーラ症に感染する集団感染が発生した経緯がある。このため今回の事案でも、米当局は過去の事例を踏まえながら供給網全体の調査を進めている。
米当局とメキシコ当局はいずれも調査は継続中としており、感染源の最終的な特定や汚染経路の解明には時間を要する見通しだ。
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