米国サイクロスポーラ症流行、タコベルの細切りレタスが調査対象に=CDC
調査対象となっているのはインディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、オハイオ州、ウェストバージニア州の一部タコベル店舗で提供された細切りレタスである。
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米疾病対策センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)は17日、ファストフードチェーン大手タコベルの一部店舗で提供された細切りレタスが腸管寄生虫による感染症「サイクロスポーラ症(Cyclosporiasis)」の集団感染に関連していることを明らかにした。現在も感染・流通経路について調査が続いている。
調査対象となっているのはインディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、オハイオ州、ウェストバージニア州の一部タコベル店舗で提供された細切りレタスである。FDAはこれらの店舗でメキシコ産アイスバーグレタスを使用した食品を食べないよう消費者に注意を呼び掛けるとともに、症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診するよう勧告している。
サイクロスポーラ症は寄生虫への感染によって発症する。汚染された食品や水を介して感染し、主な症状は水様性の下痢、腹痛、吐き気、食欲不振、倦怠感などである。潜伏期間は約1週間で、適切な治療を受けなければ症状が数週間から1カ月以上続く場合もある。治療には抗菌薬が用いられることが多い。
ABCニュースによると、FDAは汚染されたレタスの供給元を特定する調査を進めており、単一の供給業者に由来する可能性が高いとみている。一方、当局は業者名を公表していないが、複数の報道ではカリフォルニア州に本拠を置く青果会社テイラー・ファームズが調査対象になっていると伝えている。
タコベルは問題となった供給元のレタスの使用を全米で停止し、対象地域では別の供給品へ切り替える対応を開始した。同社は感染拡大防止を最優先とし、FDAやCDCの調査に全面的に協力するとしている。
今回の集団感染では、米国内で4300人を超える感染者と100人以上の入院患者が報告されているが、死亡例は確認されていない。FDAとCDCは引き続き食品サンプルの検査や流通経路の追跡を進めるとともに、感染が疑われる場合には医療機関への相談を呼び掛けている。
