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ハイチ首都近郊でギャングによる襲撃、30人死亡、詳細不明

国家警察はこの襲撃に関するコメントを出していない。
2021年10月22日/ハイチ、首都ポルトープランス、ギャンググループ「G9&Family」のリーダー(Matias-Delacroix/AP通信)

中米ハイチの首都ポルトープランス近郊でギャングによる襲撃が発生し、少なくとも30人が死亡した。地元当局が24日、明らかにした。それによると、現場は事件は丘陵地帯のケンスコフ地区。同地区では近年、武装ギャングによる殺人や放火、誘拐などが相次いでいる。今回の襲撃でも多数の住民が犠牲となった。

国家警察はこの襲撃に関するコメントを出していない。

ケンスコフではギャングによる襲撃が繰り返され、数千人が避難を余儀なくされている。人権団体によると、過去数年間にこの地域では大量殺人、性的暴力、放火、誘拐などが報告された。今回の事件も、首都周辺でギャングの影響力が拡大し、政府や治安当局が住民を十分に保護できていない現状を浮き彫りにした。

ハイチでは2021年のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺後、政治的な混乱と治安悪化が深刻化した。特にポルトープランスではギャングが広い地域を支配し、道路や物流拠点など重要インフラへの影響も強まっている。

国連によると、2026年3月から7月末までに首都周辺の一部地域だけで少なくとも613人が死亡、375人が負傷した。犠牲者の3分の1はギャングと無関係の住民だった。

ハイチは2026年12月に総選挙を予定しているが、深刻な治安情勢が選挙実施の大きな障害となっている。国際社会は治安部隊への支援や警察力の強化を進めているものの、ギャングの支配地域が広がる中で、住民の安全を確保することは容易ではない。

今回の襲撃はハイチが政治的安定を取り戻すには、選挙制度の整備だけでなく、増大する武装ギャングの脅威への対応が不可欠であることを示している。

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