イエメン・フーシ派、サウジアラビア沖で船舶を攻撃
フーシ派は米イスラエルなどとの対立を背景に、紅海やアデン湾を航行する船舶への攻撃を繰り返してきた。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は24日、サウジアラビア西部の港湾都市ヤンブー沖で船舶を攻撃したと発表した。フーシ派の報道官が明らかにしたもので、攻撃に使った兵器や船舶の詳細について説明した。サウジ側からは、現時点で攻撃を受けたとの確認や被害に関する発表は出ていない。
フーシ派は米イスラエルなどとの対立を背景に、紅海やアデン湾を航行する船舶への攻撃を繰り返してきた。今回の攻撃地点とされるヤンブーは、サウジの主要港湾都市の一つで、石油関連施設や輸出拠点としても重要な位置を占める。このため、ヤンブー周辺での攻撃は、単なる船舶への襲撃にとどまらず、サウジのエネルギー輸送や地域の海上物流に影響を及ぼす可能性がある。
フーシ派は8月に入ってからも、ヤンブー沖のサウジ船籍の石油タンカーなどを攻撃したと主張してきた。5日にはヤンブー沖のサウジタンカーと、アデン湾の別のサウジ船舶にミサイル攻撃を行ったと発表したが、サウジ政府はこれを確認していない。
紅海では、フーシ派がサウジに対する海上封鎖を実施していると主張しており、船舶の航行リスクが高まっている。ヤンブーの石油輸出はフーシ派による紅海攻撃の影響を受け、従来の水準を大きく下回っている。サウジは代替策としてエジプト経由の輸送などを進めているが、輸送費の高さが制約となっている。
今回の発表は、イエメン情勢だけでなく、米国とイランの対立が続く中東全体の緊張が海上交通にも波及していることを示すものだ。実際の被害については確認されていないものの、紅海の安全確保は原油輸送や国際貿易に直結するため、今後もフーシ派による攻撃と周辺国の対応が注目される。
