◎小型機は先月21日、メキシコからカリブ海のリゾート地リモンに向かう途中、レーダーから姿を消した。
ドイツの実業家シャラーCEO(Getty Images)

ドイツのベルリンに本社を置くRSGグループは4日、コスタリカ沖で発生した小型機墜落事故で同社の創業者シャラー(Rainer Schaller)CEOの死亡が確認されたと発表した。

この小型機は先月21日にメキシコからカリブ海のリゾート地リモンに向かう途中、レーダーから姿を消した。機種は9人乗りのイタリア製双発ターボプロップ機「ピアジオP180アバンティ(Piaggio P.180 Avanti)」と報告されている。

ドイツのメディアによると、RSGグループは事故後まもなく、シャラー氏とその家族が搭乗していたことを認めたという。

同社は4日の声明で、「シャラー、妻、娘、息子、友人の死亡が確認されました」と述べている。

同社によると、シャラー氏の遺体は見つかっていないという。コスタリカ当局は10月23日に「大人1人と子供1人の遺体を発見した」と報告しているが、身元は明らかにしていない。墜落の原因も不明である。

乗客5人は全員ドイツ国籍。パイロットはスイス人であった。

シャラー氏は1969年生まれ。1997年に南部ビュルツブルクに最初のジムを設立した。

RSGグループはフィットネス、ライフスタイル、ファッション関連の21のブランドを48カ国で展開している。

2022年10月22日/コスタリカ当局が公開した写真、カリブ海に墜落した小型機の遺留品(Costa Rica Public Security Ministry/AP通信)
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