◎コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。
経口生コレラワクチンを接種する児童(Getty Images)

ザンビア政府は4日、全国でコレラが急拡大していることを受け、学校の冬休み期間を3週間延長すると発表した。

教育省によると、初等・中等学校は1月29日から授業を再開する予定。

保健省はコレラの感染者が全国で急増していることに深刻な懸念を表明し、基本的な感染予防対策を徹底するよう呼びかけている。

それによると、流行は昨年10月から始まり、昨年末時点で3015人の感染者が確認され、98人が死亡した。

コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。コレラ菌に汚染された水を飲んだり食品を食べたりすることで感染する。

当局は最近の大雨で広い範囲が冠水し、水源が汚染された結果、感染者が急増したと報告している。

教育省は全国の学校に対し、校内の清掃、水道設備の点検、手洗い場と消毒場の設置を進めるよう呼びかけた。

また生徒と保護者に対しても、手洗いうがいの徹底や、水たまりを触らないよう促した。

大統領府はコレラが蔓延している地域に水道用の塩素消毒薬を配布するとしている。

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