◎コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。
2024年1月1日/ザンビア、世界保健機関の医療テント(Getty Images)

ザンビア政府が全土の教会に対し、礼拝時間を2時間以内に制限するよう命じた。地元メディアが12日に報じた。

それによると、保健当局は全国でコレラ患者が急増していることを受け、礼拝時間を制限するよう教会に通知したという。

教会敷地内での生鮮食品や調理済み食品の販売も禁じられた。

さらに感染リスクを抑えるため、礼拝者は握手やハグを控えるよう求められている。保健省の報道官は地元ラジオ局のインタビューで、「必要に応じてマスクを着用するなど、感染予防を徹底してほしい」と呼びかけた。

教会は現在、安全な飲料水の確保、手洗いポイントの設置、アルコールベースの消毒剤の配布などを義務付けられている。

流行は昨年10月から始まり、累計感染者は7800人を超えた。当局によると、過去24時間の新規は400人超、18人の死亡が確認された。

コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。コレラ菌に汚染された水を飲んだり食品を食べたりすることで感染する。

当局は最近の大雨で広い範囲が冠水し、水源が汚染された結果、感染者が急増したと報告している。

教会は公衆衛生を守るよう求められており、違反した場合は刑事責任を問われる可能性がある。

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