◎犯行声明を出した組織は今のところ確認されていない。
ソマリア、首都モガディシオ、爆弾テロが発生した現場(Getty Images)

ソマリアの首都モガディシオで路上に仕掛けられた爆弾が少なくとも2回爆発し、5人が死亡、8人が負傷した。警察が14日、明らかにした。

それによると、現場は市中心部の地区。IED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発し、歩行者が巻き込まれたという。

地元警察の責任者はAP通信の取材に対し、「最初の爆発から数分後、救助隊が現場に到着し、負傷者を確認していたところ、ほぼ同じ地点で2回目の爆発が起きた」と語った。

警察官や救助隊が爆発に巻き込まれたという情報はない。

地元メディアによると、犯行声明を出した組織は今のところ確認されていないという。

モガディシオで過去に発生したテロのほとんどがアルカイダ系組織アルシャバーブによるものである。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

モガディシオでは先月初め、ビーチ沿いの人気ホテルにアルシャバーブの戦闘員が押し入り、少なくとも2人が自爆。他の戦闘員が銃を乱射し、32人が死亡、60人以上が負傷した。

陸軍とアルシャバーブの銃撃戦は数時間続き、陸軍兵士1人が死亡。アルシャバーブ戦闘員は全員殺害されたと伝えられている。

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