武装勢力がニジェール国際空港を襲撃、35人死亡、20人拘束
国防省は声明で、武装勢力が空港施設への侵入を試みたものの、治安部隊がこれを撃退したと発表した。
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アフリカ西部・ニジェールで18日未明、首都ニアメにある国際空港が武装勢力の襲撃を受け、兵士11人と民間人2人が死亡した。軍政当局によると、治安部隊との激しい銃撃戦の末、攻撃は阻止されたが、同国の安全保障体制の脆弱さが改めて浮き彫りとなった。
国防省は声明で、武装勢力が空港施設への侵入を試みたものの、治安部隊がこれを撃退したと発表した。この銃撃戦でテロリスト22人が死亡、20人が拘束されたほか、大量の武器や弾薬が押収されたという。AP通信は地元住民の話しを引用し、「空港から激しい銃声や爆発音が聞こえた」と報じている。
標的となった国際空港は民間航空の拠点であるだけでなく、空軍基地やニジェール、ブルキナファソ、マリの3軍政で形成されるサヘル諸国連合(AES)の司令部も置かれる戦略的要衝である。そのため、武装勢力にとって象徴的な攻撃目標とみなされてきた。
APによると、マリで勢力を拡大するアルカイダ系組織「イスラム・ムスリムの支援団(JNIM)」が犯行声明を出し、空港と隣接する軍事基地への自爆攻撃を実施したと主張している。一方、軍政側は現時点で犯行組織を特定していない。
ニジェールでは2023年の軍事クーデター以降、軍政が統治を続けているが、イスラム過激派による暴力が依然として深刻な問題となっている。同国はマリやブルキナと並び、サヘル地域における武装勢力の勢力拡大に直面している。近年はアルカイダ系組織や過激派組織「イスラム国(IS)」系勢力による軍事施設や民間人への攻撃が相次いでいる。
今回の事件は今年1月に同空港が攻撃を受けて以来、2度目の大規模襲撃となる。1月の攻撃ではIS系組織が犯行を認め、軍用機や無人機関連施設が標的となった。軍政はその後、空港警備を強化したが、再び武装勢力の侵入を許したことで、治安対策の有効性に疑問の声も上がっている。
空港当局は治安部隊による安全確認を経て、事件発生から数時間後に通常運用に戻ったと発表した。しかし、今回の事件は軍政下のニジェールが依然として深刻なテロの脅威にさらされている現実を示しており、サヘル地域全体の不安定化が続く中、治安回復への道のりはなお険しい状況である。
