エチオピア、世界銀行と10億ドルの融資契約で合意

エチオピアは2023年12月から債務不履行(デフォルト)状態にある。
アフリカ東部・エチオピア、首都アディスアベバ(Getty Images)

エチオピア政府は4日、経済改革プログラムを支援する取り組みの一環として、世界銀行と10億ドルの融資プログラムで合意したと発表した。

財務省はフェイスブックに声明を投稿。「この融資は政府の金融セクターの安定確保、貿易競争力の向上、国内資源動員の強化に向けた取り組みを後押しする」と説明した。

世銀も声明を出し、この融資は6億5000万ドルの無償資金援助と3億5000万ドルの優遇貸付で構成されると明らかにした。

財務省は声明の中で、世銀の低所得国向け支援を担う国際開発協会(IDA)は今後3会計年度でエチオピアに50億ドルの新たな融資を提供すると見込んでいると述べた。

国際通貨基金(IMF)は2日、理事会がエチオピアに対する34億ドルの融資プログラムに関する第3回審査を承認したと発表。2.6億ドルの融資が決まった。

エチオピアは2023年12月から債務不履行(デフォルト)状態にある。

IMFが支援する改革には昨年実施された変動相場制導入や、これまで閉鎖的だった経済を民間部門に開放する措置が含まれる。

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