エジプト北部でM5.6の地震、被害の情報なし、関係当局が調査
スエズ湾や紅海周辺はアフリカプレートとアラビアプレートの境界に位置するため、比較的地震活動が活発な地域として知られる。
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エジプト北東部のスエズ市北方で3日未明、マグニチュード5.6の地震が発生した。国立天文学地球物理学研究所(NRIAG)によると、震源はスエズ市の北方約38キロで、3日の午前3時ごろに揺れを観測した。現時点で人的被害や建物被害は確認されておらず、当局が被害状況の確認を続けている。
ドイツ地球科学研究センター(GFZ)は地震の規模をM5.4、震源の深さを約10キロと推定しており、機関によって規模に若干の違いがあるものの、比較的浅い地震だったとの見方で一致している。浅い地震は地表で揺れを強く感じやすいことから、周辺地域では多くの住民が揺れを体感したとみられる。
エジプト赤新月社は揺れを観測した地域で緊急対応計画を発動した。住民に対しては、亀裂など構造上の損傷が見られる建物には近づかないよう呼びかけるとともに、当局が発表する情報を確認し、冷静に行動するよう求めている。各地では関係機関が公共施設や住宅などの安全確認を進めており、余震の有無も含めて監視を続けている。
スエズ湾や紅海周辺はアフリカプレートとアラビアプレートの境界に位置するため、比較的地震活動が活発な地域として知られる。一方、同国は日本などと比べれば大規模地震の発生頻度は低いが、過去には1992年にカイロ近郊でM5.8の地震が発生し、多数の死傷者と建物被害をもたらした例がある。そのため、今回の地震でも関係当局は慎重な対応を取っている。
地元メディアによると、発生から3時間が経過した時点で死傷者や大きな被害の報告はない。当局は引き続き現地調査を進める方針だ。また、住民に対しては余震の可能性も念頭に置き、不安をあおる未確認情報に惑わされず、公式機関が発信する情報に基づいて行動するよう呼びかけている。
