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コンゴ・エボラ流行、確定症例956人、死者247人、感染拡大止まらず

今回の流行は5月中旬に正式に確認された。
2026年5月23日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニアの医療センター(ロイター通信)

コンゴ民主共和国東部で「エボラ出血熱」の感染拡大が続いている。同国政府は20日、確定症例数が956人に達し、死者は247人になったと発表した。

今回の流行は5月中旬に正式に確認された。保健当局によると、実際にはそれ以前から感染が広がっていた可能性が高い。感染が確認されているのは東部のイトゥリ州、北キブ州、南キブ州で、いずれも長年にわたり武装勢力の活動や治安悪化に悩まされてきた地域である。こうした不安定な環境が感染者の追跡や医療支援を困難にし、封じ込めを一層難しくしている。

保健当局は感染者数が週ごとに増加していることから、地域内での感染が続いていると警告している。政府によると、新たな感染者や死亡者が連日確認され、流行の勢いは衰えていない。6月初旬には452人だった確定症例数がわずか数週間で倍増した。

今回の流行は、エボラウイルスの中でも珍しい「ブンディブギョ株」によるものである。この型に対しては承認済みのワクチンや特効薬がなく、医療関係者は診断や治療、感染防止策の強化に追われている。世界保健機関(WHO)は監視体制の強化や接触者追跡、国境を越えた感染対策などを支援しているが、人口移動の多さや医療体制の脆弱さが対応を難しくしている。

また、支援団体や国際機関の間では、実際の感染規模は公式統計を上回る可能性が高いとの懸念も強まっている。検査体制の不足や治安上の問題から、感染者や死亡者の一部が把握されていない可能性が指摘されているためだ。特に避難民キャンプでもエボラによる死亡例が確認され、さらなる感染拡大への警戒が続いている。

国際社会も危機感を強めている。米疾病対策センター(CDC)は緊急対応資金を投入し、現地への専門家派遣や監視体制の強化を進めている。流行の終息時期は依然見通せず、関係機関は感染拡大を食い止めるための支援強化を呼びかけている。

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