武装集団が警察車列に待ち伏せ攻撃、治安要員8人死亡、警察官の拉致も発生 ナイジェリア北西部

ザムファラ州を含むナイジェリア北西部では、武装集団による住民の誘拐、身代金目的の襲撃、治安部隊への攻撃が長年続いている。
2021年4月5日/ナイジェリア、南東部イモ州のオウェリにある刑務所(ロイター通信)

ナイジェリア北西部ザムファラ州で3日、警察車列が武装集団の待ち伏せ攻撃を受け、警察官5人と民間警備会社の隊員3人の計8人が死亡した。地元警察が明らかにした。誘拐や襲撃が頻発する同州では、治安部隊への攻撃が深刻な問題となっている。

襲撃は州郊外の集落で発生。ロイター通信によると、武装集団は治安要員を乗せた15人乗りのバスに向けて銃を乱射した。警察の発表では、その後、治安部隊が警察官5人の遺体を収容、7人を救出した。このうち2人が負傷し、病院に搬送された。

死亡した8人のうち3人は、州政府が治安作戦を支援するために投入した民兵の隊員だった。警察によると、襲撃犯は警察のAK47自動小銃5丁を奪って逃走した。また、複数の警察関係者は、武装集団が警察官数人を拉致したと証言している。拉致された人数は明らかになっていない。

ザムファラ州を含むナイジェリア北西部では、武装集団による住民の誘拐、身代金目的の襲撃、治安部隊への攻撃が長年続いている。中央政府は軍や警察、地域の自警組織を投入して取り締まりを進めているが、広大な農村地域では武装勢力の活動を抑え込めていない。

今回の襲撃は、地域住民を守る立場にある治安要員自身が深刻な危険にさらされている現状を浮き彫りにした。警察は増援部隊を投入して周辺地域の捜索を進め、拉致された警察官の救出と奪われた銃器の回収、実行犯の逮捕を目指している。

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