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コンゴ南部の河川でボート転覆、20人死亡、行方不明者多数

事故は中央カサイ州の河川で発生した。
2024年10月3日/コンゴ民主共和国、キブ湖、転覆したボート(AP通信)

コンゴ民主共和国・南部カサイ地方で4日、国家試験を終えた学生らを乗せた木造船が沈没し、少なくとも20人が死亡した。地元当局は80人を救助したとしているが、船には200人以上が乗っていたとの目撃証言もあり、死者数はさらに増える可能性がある。

事故は中央カサイ州の河川で発生した。船は国家試験を終えて帰宅する学生や住民らを乗せて航行していたが、河川の合流地点に差しかかったところで転覆・沈没した。事故当時の詳しい気象状況や沈没した原因は明らかになっておらず、当局が調査を進めている。

AP通信は当局者の話しとして、「船に乗っていた80人を救助し、20人の遺体を収容した」と報じた。一方、現場に居合わせた目撃者は、船には200人を超える乗客が乗っていたと証言しており、実際の乗船人数は当局が把握している情報を大きく上回っていた可能性がある。救助活動は続いているものの、行方不明者の人数は判明しておらず、被害の全容解明には時間を要するとみられる。

コンゴでは船が市民の重要な移動手段となっている。舗装道路などの交通インフラが十分に整備されていない地域が多く、遠隔地では川を利用した船舶輸送が生活を支えている。しかし、老朽化した木造船の使用や定員を超える過積載、安全設備の不足が常態化し、各地で同様の事故が繰り返されてきた。救命胴衣の未装備や夜間航行も被害拡大の要因と指摘されている。

事故を受け、州当局は「船主が利益を追求し、人命を軽視している」と批判し、中央政府による安全規制の強化を求めた。今回の事故は地方住民が日常的に利用する水上交通の安全確保という長年の課題を改めて浮き彫りにした。

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