北朝鮮・金正恩、空軍の訓練を監督、戦争準備の強化呼びかけ

▽キムは15日に空軍の第1航空師団による対空戦闘訓練と空爆訓練を視察。部隊に対し、いつでも戦争に対処できるよう、軍事力を強化し戦闘効率を高めるよう呼びかけた。

北朝鮮の金正恩（Kim Jong Un）党総書記が空軍の訓練を視察し、戦争準備の強化の必要性を強調した。国営朝鮮中央通信（KCNA）が17日に報じた。

それによると、キムは15日に空軍の第1航空師団による対空戦闘訓練と空爆訓練を視察。部隊に対し、いつでも戦争に対処できるよう、軍事力を強化し戦闘効率を高めるよう呼びかけたという。

国営テレビが公開した訓練の映像にはロシアが開発した中・長距離空対空ミサイルの北朝鮮版とみられるミサイルを発射するミグ29ジェット機が映っていた。

キムは先週、短距離弾道ミサイルと長距離砲の発射実験を指揮し、核戦力の戦闘態勢の重要性を強調。今月に入り、軍需工場を視察したり、在ロシア大使館を訪問するなど、活動を活発化させている。

またキムは米国務省が北を対テロ非協力国に追加したことを非難した。北は1997年以来、毎年このリストに掲載されているという。