フィリピンのフェリー火災、死者76人に、13人行方不明、捜索続く
フェリーは首都マニラからパラワン州コロンに向かっていた。
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フィリピン西部パラワン州沖で9日に発生したフェリー「MVジューン・アスター」の火災について、当局は12日、これまでに76人の死亡を確認したと明らかにした。沿岸警備隊は声明で、船内を捜索し、新たに41人の遺体を発見したと発表した。13人が行方不明で、捜索と身元確認が続いている。
フェリーは首都マニラからパラワン州コロンに向かっていた。当局によると、フェリーはコロン沖約7キロの地点で炎に包まれた。船には乗客117人と乗組員17人の計134人が乗船し、43人が救助された。
消防隊は強い煙と高温に阻まれ、火災発生から1日以上たった11日になって初めて船内に入った。地元テレビ局が報じた映像には、熱でねじ曲がったベッドの金属フレームなどが映っていた。
犠牲者の身元確認はコロンの港に設置された仮設施設で始まっている。遺体は損傷が激しく、遺族による所持品などの確認に加え、DNA鑑定も行われる予定だ。
出火原因はまだ明らかになっていない。生存者の証言では、出火直前に船内で2回爆発音が聞こえたとされ、当局が詳しい状況を調べている。船長の安否も明らかになっておらず、事故の全容解明には時間がかかるとみられる。
フィリピンは7000以上の島からなる海洋国家で、フェリーは島々を結ぶ重要な交通手段である。一方、過去にも多数の犠牲者を出す海難事故が発生しており、今回の火災も海上安全対策のあり方を改めて問う事故となっている。
