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ブラジル自由党、フラビオ・ボルソナロ氏を大統領候補に正式指名

フラビオ氏は演説で、ルラ政権や最高裁判所を非難し、今回の大統領選を「善と悪の戦い」と位置付けた。
2026年7月25日/ブラジル、最大都市サンパウロ市、大統領候補のフラビオ・ボルソナロ上院議員(AP通信)

ブラジルの自由党(PL)は25日、党大会を開き、フラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員を10月の大統領選挙の公認候補に指名した。同氏はボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の長男で、保守勢力の後継候補として現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領に挑む。しかし、党内外の支持基盤の拡大や中道層への浸透には課題が多く、厳しい選挙戦が予想される。

ボルソナロ前大統領は2022大統領選後のクーデター未遂事件で実刑判決を受けて服役中(自宅軟禁)、の政治活動を制限されている。このため、保守陣営は同氏の後継としてフラビオ氏を擁立した。前大統領は党大会に出席できないため、人工知能(AI)で生成した映像を通じて支持者にメッセージを発信、フラビオ氏は父親の政治路線を継承すると強調した。

フラビオ氏は演説で、ルラ政権や最高裁判所を非難し、今回の大統領選を「善と悪の戦い」と位置付けた。一方で、過去の資金問題や電子投票制度を巡る発言が中道有権者の不信感を招いているほか、有力な副大統領候補が決まっていないことも懸念材料となっている。さらに、福音派に強い影響力を持つボルソナロ前大統領夫人との関係悪化が取り沙汰されていたが、最近和解したとみられ、党内結束の回復につながるか注目されている。

党大会にはアルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が出席し、フラビオ氏への支持を表明したほか、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相も祝意を寄せた。

各種世論調査ではルラ氏が優勢で、決選投票を想定した調査でもリードを保っている。政治アナリストは、フラビオ氏が父親の熱心な支持層を固める一方で、中道層への訴求力を欠けば支持拡大は難しいと指摘する。

ルラ氏は来月初旬に立候補を表明する見通しで、今回の大統領選も左派と右派の対立を軸とした激しい戦いになるとみられる。

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