◎容疑者は31歳の男。事件を起こした後に自分を撃ち、その場で死亡が確認された
2022年11月23日/米バージニア州チェサピークのウォルマート前(Getty Images/EPA通信)

バージニア州警察は23日、チェサピークにあるウォルマートの従業員が銃を乱射し、少なくとも6人が死亡、6人が重軽傷を負ったと発表した。

地元警察によると、容疑者は31歳の男。事件を起こした後に自分を撃ち、その場で死亡が確認されたという。動機は不明。警察が捜査を進めている。

容疑者は弾倉を複数所持していた。

ウォルマートによると、容疑者は2010年から勤務していたベテラン社員だという。

同社は声明で死亡した6人と遺族に哀悼の意を表した。

報道によると、負傷した6人のうち2人は重体。

警察は22日の現地時間22時12分に最初の通報を受け、現場に急行した。対応に当たった警察官は建物内に入り、1時間もしないうちに現場検証が始まったという。

チェサピーク警察の署長は記者会見で、「FBI(連邦捜査局)の協力を得て捜査を進めている」と述べた。

AP通信は従業員とみられる生存者の話を引用し、「容疑者はスタッフルームで銃を乱射した」と報じている。

バージニア州のヤンキン(Glenn Youngkin)知事氏は犠牲者に哀悼の意を表し、州政府機関に半旗を掲げるよう命じた。

バイデン(Joe Biden)大統領もツイッターに声明を投稿。事件を「無意味な暴力」と糾弾し、銃規制改革の必要性を訴えた。

米国では先週、コロラド州のLGBTQ+(性的少数者)向けのナイトクラブで銃乱射事件が発生したばかりである。この事件では5人が死亡、17人が負傷した。

今月初めにはバージニア州の大学のアメフト選手3人が射殺されている。

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