◎昨年の全国の殺人件数は22年比で11.6%減少した。
パトライトと規制線(Getty Images)

連邦捜査局(FBI)が23日、昨年の犯罪統計を公表した。

それによると、昨年の全国の殺人件数は22年比で11.6%減少したという。

殺人事件の発生率は22年の人口10万人あたり6.2件から、23年には5.7件に減少した。

大統領挙の争点のひとつとなっている凶悪犯罪は全体として22年から3%減少した。

FBIはレポートの中で、「殺人事件の減少は同局がデータ収集を始めて以来、最大の減少となった」と明らかにした。

23年の暴力犯罪の検挙数は121万8467件。人口10万人当たり363.8件で、22年の377.1件から減少した。

レイプを含むその他犯罪は9.4%減、加重暴行は2.8%減少した。

23年に増加した犯罪は自動車窃盗で、22年比で12.6%増となった。

金融犯罪は2.4%減、強盗は7.6%減、窃盗は4.4%減少した。

ヘイトクライムの発生件数、ヘイト関連の犯罪、その被害者数は22年から23年にかけて増加傾向にある。件数は明らかにされていない。

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