◎これでトランプ氏の出馬を禁じた州はコロラド州に続いて2つ目となった。
ドナルド・トランプ前大統領(Getty Images)

米メーン州もトランプ(Donald Trump)前大統領の2024大統領選の出馬資格を剥奪した。現地メディアが28日に報じた。

メーン州のベローズ(Shenna Bellows)州務長官は2021年1月6日の連邦議会襲撃事件を理由に、トランプ氏の出馬は「憲法修正第14条」により不適格であると判断した。

憲法修正第14条・・・憲法順守を誓った公務員が反乱に関与したり、反乱を起こした人物に対し支援や便宜を提供した場合、将来の公職への就任を認めないと規定。

これでトランプ氏の出馬を禁じた州はコロラド州に続いて2つ目となった。

民主党のベロージ氏は34ページにわたる文書の中で、「トランプ氏は数カ月間にわたり、大統領選で不正があったという虚偽の物語を利用して支持者を煽り、国会議事堂に誘導した」と述べている。

チームトランプは両州の決定に異議を唱えると予想されており、最高裁に持ち込まれる可能性が高い。

ベローズ氏は文書の中で、「国会に乗り込んだ暴徒は平和的に行動し、法執行機関を支援するよう時折要請していたが、それはトランプ氏を免責するものではない」と強調した。

憲法修正第14条は南北戦争後、南軍の分離独立派が統一後の米国で政権に復帰するのを阻止するために制定された。

他の州でもトランプ氏の出馬資格はく奪を求める裁判が進められている。

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