トランプ氏、イラン戦争後のキューバ介入を再示唆、軍艦艇派遣に言及
トランプ氏はイランから帰還する艦艇の一隻をキューバ沖約50ヤード(約46メートル)に停泊させ、その後、ルビオ(Maro Rubio)国務長官を派遣して「合意をまとめる」と述べた。
.jpg)
トランプ(Donald Trump)米大統領は23日、フロリダ州フォートマイヤーズで行われた共和党候補者の集会で、イランでの軍事作戦を終えた米軍艦艇がキューバ近海に立ち寄る可能性に言及し、同国への介入構想を改めて示した。来月の中間選挙を前に、物価上昇への有権者の懸念が強まる中、キューバへの圧力強化を訴えた形だ。
トランプ氏はイランから帰還する艦艇の一隻をキューバ沖約50ヤード(約46メートル)に停泊させ、その後、ルビオ(Maro Rubio)国務長官を派遣して「合意をまとめる」と述べた。軍事力を背景にキューバ共産党に譲歩を迫る考えを示唆したものの、具体的な作戦計画や実施時期は明らかにしていない。
ルビオ氏も集会直後、X(旧ツイッター)への投稿で、キューバの変革を望む人々に対し、米中央情報局(CIA)との秘密裏の連携を通じて機会を生かすよう呼びかけた。
トランプ政権はキューバの共産党主導体制に批判的で、同国を米国の安全保障上の脅威と位置づけている。ルビオ氏はキューバ政府との外交交渉で解決できるかどうかにも疑念を示してきた。
米政府とキューバ当局はここ数カ月、関係改善に向けた協議を続けている。しかし、米側は交渉の進展に不満を示し、追加制裁を発動した。米国は60年以上にわたりキューバへの経済制裁を維持しており、今年に入ってからは石油供給への圧力も強めている。
キューバでは経済縮小、燃料不足、停電、食料不足、インフレが深刻化し、抗議活動や国外への大量移住も続いている。米国の圧力はこうした危機をさらに悪化させる可能性がある。
一方、トランプ氏は先月、両国が合意に達する可能性に期待を示し、軍事行動は必要ないとの見方も示していた。今回の発言は、外交交渉を続けながら軍事的圧力も排除しない政権の姿勢を浮き彫りにした。
