米ワシントン州トランスジェンダー女性殺害、31歳男逮捕
事件は11日夜、大学の学生向け集合住宅のランドリールームで発生した。
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米ワシントン州シアトルでワシントン大学に通う19歳のトランスジェンダー女性学生が殺害された事件について、地元警察は14日、31歳の男を殺人容疑で逮捕したと発表した。容疑者は前日に同州ベルビューの警察署に自ら出頭し、その後キング郡拘置所に収監された。警察は現時点で容疑者の氏名を公表していない。
事件は11日夜、大学の学生向け集合住宅のランドリールームで発生した。通報を受けた警察と消防が現場に駆け付け、被害者に救命措置を施したものの、その場で死亡が確認された。被害者はワシントン大学に在籍する19歳のトランスジェンダー女性とみられており、警察は刃物による刺し傷が死因とみて捜査を進めている。
事件直後、大学側は学生寮の生徒に対し、屋内にとどまり窓やドアを施錠するよう緊急警報を出した。その後、警察は防犯カメラ映像などを基に、20代後半から30歳前後とみられる男の写真を公開、行方を追っていた。公開された画像では、容疑者は青色の上着とジーンズ姿で、眼鏡を着用していた。警察は「武器を持っている可能性があり危険」として市民に情報提供を呼びかけていた。
容疑者の逮捕を受け、大学関係者や地域社会では安堵の声が広がる一方、事件は全米のLGBTQ+(性的少数者)コミュニティーに大きな衝撃を与えている。学生や支援団体からは、トランスジェンダー当事者に対する暴力への懸念や、大学側にさらなる安全対策を求める声も上がっている。大学構内には被害者を追悼する献花やメッセージが並び、学生らが犠牲者を悼んだ。
警察は動機を含む事件の詳細を明らかにしておらず、被害者と容疑者に面識があったかどうかも含め、詳しい経緯を調べている。捜査当局は事件に関する追加情報を把握している市民に対し、引き続き情報提供を呼びかけている。
