◎ホワイトハウスのベイツ報道官は声明でトランプ氏の発言を「忌まわしい」と糾弾した。
ドナルド・トランプ前大統領(Getty Images/AFP通信/PAメディア)

ホワイトハウスは4日、トランプ(Donald Trump)前大統領が「合衆国憲法を停止せよ」とSNSで呼びかけたことを非難した。

トランプ氏は自身のSNSプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に声明を投稿。2020年の大統領選で民主党が不正を働いたと改めて主張し、合衆国憲法を停止するよう求めた。

またトランプ氏は大手ハイテク企業が民主党と共謀して自分を陥れようとしていると非難した。

ホワイトハウスのベイツ(Andrew Bates)報道官は声明でトランプ氏の発言を「忌まわしい」と糾弾した。

またベイツ氏はトランプ氏を「自分が勝った時だけ国を愛する男」と呼んだ。「トランプ氏の発言は全世界から非難されるべきです...」

民主党のスウォルウェル(Eric Swalwell)下院議員は共和党員にトランプ氏を非難するよう呼びかけた。「合衆国憲法に忠誠を誓う全ての議員はこの発言を非難すべきです」

トランプ氏は投稿の中で「大規模かつ広範な詐欺と欺瞞」という漠然とした疑惑に言及し、「私はホワイトハウスに戻れますか?」と支持者に呼びかけた。

「この種の大規模な詐欺はすべての規則、規制、条文を終了させることができます。建国者たちは不正選挙を望まず、容認もしませんでした」

この投稿の数時間前、ツイッターはバイデン(Joe Biden)大統領の息子であるハンター・バイデン(Hunter Biden)氏に関する内部情報をまとめた記事について新たな見解を発表した。

この記事は2020年の大統領選の直前に起きたとされる騒動をまとめており、保守系タブロイド紙ニューヨーク・ポストが掲載した。

ツイッターはこの記事がハッキングや盗用された資料を基にしているとしてブロックしている。流出したとされる電子メールからは、対応に追われるバイデン氏のスタッフの混乱や意見の相違が見て取れた。

マスク氏は今週、この記事のブロックを解除するとほのめかした。「この記事は公共の信頼回復に必要です」

またマスク氏はこの決定が法的リスクを伴う可能性があると認めたうえで、あらゆる可能性を考慮するつもりだと説明した。

トランプ氏は先月、3度目の大統領選出馬を表明した。

しかし、トランプ氏は今週、フロリダ州の自宅に白人民族主義者兼反ユダヤ主義者であるフエンテス(Nick Fuentes)氏を招き、共和党員からも非難を浴びている。

トランプ氏はフエンテス氏のことを知らなかったと述べたが、報道によると、二人は親しげに話しをしていたとういう。

この会食にはアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を称賛し、反ユダヤ主義的な発言の数々で非難されている最強ラッパーのカニエ・ウェスト(本名イェ)さんも出席した。

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