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米歌手ブリトニースピアーズさん起訴、薬物の影響下で運転

スピアーズさんは3月4日夜、カリフォルニア州ベンチュラ郡で車を運転中に速度超過や蛇行運転など不審な挙動が確認され、警察により停車させられた。
ブリトニー・スピアーズさん(Getty Images)

米国の人気歌手ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears、44歳)さんが今年3月に起きた事件を受け、飲酒または薬物の影響下での運転(DUI)の罪で正式に起訴された。現地メディアが4月30日に報じた。

当局によると、スピアーズさんは3月4日夜、カリフォルニア州ベンチュラ郡で車を運転中に速度超過や蛇行運転など不審な挙動が確認され、警察により停車させられた。検査の結果、アルコールや薬物の影響下にある可能性が高いとして、その場で逮捕された。翌朝には保釈されている。

今回の起訴は軽罪に分類され、負傷者は出ていない。検察側は初犯であることや血中アルコール濃度が比較的低いとみられる点などを踏まえ、「ウェット・レックレス」と呼ばれる軽減された罪での司法取引を提示する可能性がある。この場合、有罪を認めれば禁錮刑は回避され、約1年間の保護観察、飲酒運転講習の受講、罰金などが科される見通しである。

逮捕当時、スピアーズさんは黒のBMWを単独で運転し、現場で酩酊の兆候が確認されたという。具体的な摂取物質については公表されていないが、アルコールと薬物の併用の可能性が指摘されている。

この事件を受け、スピアーズさんは4月中旬、自らの意思でリハビリ施設に入所した。関係者は今回の出来事を「弁解の余地のないもの」としつつも、本人が問題を重く受け止め、改善に向けた一歩を踏み出したと説明している。

スピアーズさんは1990年代末から2000年代にかけて世界的な成功を収めたポップスターで、累計1億5000万枚以上のレコード売上を誇る。一方で私生活では長年にわたり精神面や法的問題に直面し、2008年から2021年まで約13年間に及ぶ成年後見制度(コンセルバトーシップ)の下に置かれていた経緯がある。

今回の逮捕と起訴はその後見制度終了後の新たな転機として注目されている。近年は音楽活動から距離を置き、自伝の出版や権利売却などを行っていたが、今回の事件により再び公私両面で厳しい視線が向けられている。

初公判(罪状認否)は5月4日に予定されているが、軽罪であるため本人の出廷は必須ではなく、代理人が出廷する可能性が高い。今後の司法判断と本人の更生への取り組みが、再起への鍵を握ることになる。

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