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米テキサス州で小型機墜落、乗客乗員5人全員死亡

事故が起きたのは同州ヘイズ郡の住宅地に近い森林地帯、4月30日の午後11時ごろに警察に通報が入った。
2026年4月30日/米テキサス州オースティン、小型機が墜落した現場(ABCニュース)

テキサス州オースティンの森林地帯に小型機が墜落し、乗っていた5人全員が死亡した。地元当局や連邦機関が5月1日、明らかにした。

それによると、事故が起きたのは同州ヘイズ郡の住宅地に近い森林地帯、4月30日の午後11時ごろに警察に通報が入った。現場では大きな衝撃音とともに火災が発生し、駆け付けた警察や消防が対応にあたったが、搭乗していたパイロット1人と乗客4人の計5人の死亡が確認された。

墜落したのは双発プロペラ機「セスナ421C」で、当局によるとテキサス州アマリロを出発し、ニューブラウンフェルズの空港へ向かっていたとみられる。飛行中に異常な動きを示していたとの証言もあり、近くを飛行していた別の機体の操縦士が通信の途絶を報告していた。

現場の状況から、機体は高速で地面に衝突した可能性が高いとされるが、現時点で空中衝突の痕跡は確認されていない。機体は墜落後に爆発・炎上した。

事故当時、周辺では雷雨を伴う不安定な気象条件が報告され、視界や乱気流が影響した可能性も指摘されている。ただし、天候が直接の原因かどうかは現段階では不明である。

連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が合同で調査を開始し、機体の飛行記録や残骸の分析、管制との通信記録の確認などが進められている。最終的な調査報告には数カ月から数年を要する可能性がある。

犠牲者の身元については、家族への通知が完了するまで公表されていない。地元当局は遺族への支援を進めるとともに、事故原因の究明を急ぐ方針を示している。

今回の事故は米国内で相次ぐ小型機事故の一つとして、航空安全への懸念を改めて浮き彫りにした。調査結果によっては、運航管理や安全対策の見直しにつながる可能性もある。

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