SHARE:

スウェーデン総選挙、投票まで10日、中道左派と与党連合の差が急縮小

最新の世論調査では中道左派が50.6%、右派連合が47.3%となり、両陣営の差は3.3ポイントにまで縮小した。
スウェーデン、首都ストックホルム、アンデション前首相(ロイター通信)

スウェーデンで9月13日に行われる総選挙をめぐり、投票まで10日となった3日時点で中道左派の野党陣営と、クリステション(Ulf Kristersson)首相率いる右派連合の支持率差が急速に縮まっている。最新の世論調査では中道左派が50.6%、右派連合が47.3%となり、両陣営の差は3.3ポイントにまで縮小した。前回の同じ調査では差が5.8ポイントあり、選挙戦終盤で右派側が追い上げていることが示された。

中道左派陣営を率いるのは社会民主党のアンデション(Magdalena Andersson)前首相である。アンデション氏は2021年から2022年まで首相を務め、今回の選挙で政権奪還を目指している。一方、現職のクリステション氏は穏健党を中心とする右派連合を率い、反移民を掲げる右派スウェーデン民主党の協力を得て政権維持を狙っている。

今回の選挙で大きな焦点となっているのが、右派連合を構成する自由党の動向である。最新調査で自由党の支持率は2.8%にとどまり、国会議席獲得に必要な4%のしきい値を下回っている。自由党が議席を失えば、右派陣営全体の議席数にも大きな影響が及び、野党側が優位に立つ可能性が高まる。調査上では中道左派陣営が国会349議席のうち186議席、右派陣営が163議席を獲得すると予想されている。

選挙戦では生活費、安全保障、移民、犯罪、エネルギー供給などが争点となっている。8月中旬には中道左派が右派を10ポイント上回る世論調査も出ていたが、その後は差が縮小している。投票日までの最後の10日間で無党派層や小政党への支持がどのように動くかが、政権の行方を左右することになりそうだ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ