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ロシア軍がウクライナ各地を攻撃、6人死亡、数十人負傷、港湾・工業施設も標的に

前線で大きな動きが見られない中、ロシアとウクライナは双方のエネルギー施設、工業拠点、物流網などを狙う攻撃を強めている。
2026年9月12日/ウクライナ、南部オデーサ市の通り(ロイター通信)

ウクライナ各地で9月12日、ロシア軍によるミサイルやドローン攻撃が相次ぎ、民間人少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。住宅や商業施設、工業インフラなどにも被害が広がっており、ロシアが電力施設や産業拠点、物流網への攻撃を強める中、戦争による民間被害が再び拡大している。

西部ジトーミル州では食料品店が攻撃を受け、2人が死亡した。州当局によると、ガソリンスタンド2カ所や外国資本が関係する企業施設も被害を受けたという。南部ザポリージャ州ではザポリージャ市などへの攻撃で2人が死亡、11人が負傷した。

ドニプロペトロウシク州のクリビーリフでも夜間にミサイルとドローンによる攻撃があり、2人が死亡した。南部オデーサ州では一連の夜間攻撃により37人が負傷し、その中には乳児も含まれている。当局によると、2人が行方不明となっている。

ロシア国防省は今回の攻撃について、ウクライナの軍事関連施設や港湾、工業施設を標的にしたと主張した。ザポリージャの鉄鋼大手ザポリージャスタリ、ドニプロのインターパイプ・スチール、クリビーリフの鉄鉱石関連施設などを攻撃したとしているほか、黒海沿岸の港湾では軍事利用される物資を積んだ貨物船を攻撃したと発表した。

さらにロシア側は、黒海のチョルノモルスク港でも2隻の貨物船を攻撃したとしている。一方、ウクライナ軍は12日、ロシア・サマラ州の合成ゴム工場を攻撃したと発表した。同工場はロシアのミサイル燃料に使用される合成ゴムや燃料添加剤を生産しているとウクライナ側は説明している。

サマラ州当局はウクライナのドローンによって工業施設が攻撃されたと認めた。周辺住宅でも被害が確認され、1人が負傷。南部ロストフ州では商業施設4カ所が炎上したという。

前線で大きな動きが見られない中、ロシアとウクライナは双方のエネルギー施設、工業拠点、物流網などを狙う攻撃を強めている。ロシア軍によるウクライナの都市やインフラへの攻撃が続く一方、ウクライナもロシア国内の遠隔地を攻撃しており、戦場が両国の経済・産業基盤に広がる構図となっている。

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