ポルトガル警察、住宅危機抗議のテントを強制撤去、リスボンで25人逮捕
警察は午前2時過ぎに撤去作業を開始、テントを片付けるよう事前に警告していた。
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ポルトガルの警察は25日未明、首都リスボン中心部の広場で、住宅危機に抗議する市民が設置したテントを強制撤去し、25人を逮捕した。警察官たちは警察犬を伴って現場に入り、抵抗するデモ参加者を排除した。
抗議活動は住宅価格や家賃の高騰に対する不満を背景に広がっている。24日には数千人がリスボン中心部を行進し、政府に住宅問題への対応を求めた。参加者らはその後、広場に100張り以上のテントを設置した。警察は午前2時過ぎに撤去作業を開始、テントを片付けるよう事前に警告していた。
警察は今回の措置について、適切で均衡の取れた対応だったと説明した。一方、デモに参加した左派政党は、公共の秩序を乱す行為が確認されていないにもかかわらず、平和的な抗議参加者を強制排除したとして、警察の対応を批判した。
警察によると、リスボンと北部ポルトの撤去作業で、合わせて7人が軽傷を負った。地元の抗議団体は、60人以上が負傷したと主張している。団体は議会前で新たな抗議デモを行うと呼びかけた。
ポルトガルでは住宅価格が2017年以降に2倍以上となり、新規契約の家賃もほぼ2倍に上昇した。政府は国内で約30万戸の住宅が不足していると推計する。特に若年層が住宅購入や賃貸の負担増に苦しんでいる。
抗議参加者は立ち退きを容易にし、新規賃貸契約の家賃上限規制を撤廃する法案の取り下げをルイス・モンテネグロ(Luís Montenegro)首相に要求している。住宅不足と生活費高騰への不満は欧州各国で広がっており、住宅政策を巡る対立が深まっている。
