SHARE:

独ミュンヘンでオクトーバーフェスト開幕、市長が最初のビール樽を開栓

会場のテレージエンヴィーゼには朝から大勢の来場者が集まり、ビールテントの座席を確保しようとする人々でにぎわった。
2026年9月19日/ドイツ、ミュンヘン、第191回オクトーバーフェストの会場(AP通信)

ドイツ南部ミュンヘンで19日、世界最大級のビール祭り「オクトーバーフェスト」が開幕した。191回目となる今年の祭典は、ミュンヘン市長が最初のビール樽に木槌を打ち込み、伝統の掛け声「O’zapft is(樽が開いた)」を発したことで正式に始まった。フェスは10月4日まで16日間にわたって開催される。

会場のテレージエンヴィーゼには朝から大勢の来場者が集まり、ビールテントの座席を確保しようとする人々でにぎわった。女性はバイエルン地方の民族衣装ディアンドル、男性は革製の民族衣装レーダーホーゼンを身に着ける姿が目立ち、楽団の演奏に合わせて歌ったり踊ったりする光景が広がった。会場ではビールだけでなく、プレッツェルや豚肉料理、ソーセージなどの伝統的な料理も販売されている。

主催者は今年のフェス期間中、およそ600万人が訪れると見込んでいる。来場者の中心はミュンヘンやドイツ南部からの客だが、国内の他地域に加え、世界各地から観光客が訪れる国際的なイベントとなっている。

一方、今年は混雑や安全対策が強化された。前年の祭典では来場者が集中したことを受け、一時的に会場が閉鎖される事態となり、今年は人の集中を早期に把握するため、AIを利用したカメラが導入された。会場では入場時の検査も実施され、大型バッグの持ち込みが禁止されている。

さらに、ナイフなどの武器や、ドローンを含む飛行物体の持ち込みも禁止された。会場周辺には約600人の警察官が配置され、バイエルン州の機動隊、スリ対策の専門捜査員、8カ国から参加する国際的な捜査部隊も警戒に当たる。また、大麻の使用も禁止された。

厳重な警備態勢が敷かれる中でも、開幕日に訪れた来場者からは祭典を楽しみにする声が聞かれた。オクトーバーフェストはビールを中心とした催しであると同時に、バイエルンの食文化や民族衣装、音楽などを世界に発信する大規模な観光イベントでもあり、今年も多くの来場者を迎えることになる。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ