ギリシャの移民収容施設で衝突、35人脱走、警察が17人拘束
ギリシャは地中海を経由して欧州を目指す移民の主要な入り口の一つで、移民政策は国内政治でも大きな争点となっている。
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ギリシャ北部の移民収容施設で8月22日夜から23日未明にかけ、収容されていた移民と警察が衝突する騒ぎが起きた。移民たちは施設の警備員に石を投げつけた後、周囲を囲むフェンスの一部を切断して外へ逃れ、計35人が脱走した。警察は増援部隊を派遣し、特殊部隊が閃光手榴弾を使用するなどして事態の鎮静化を図った。
現場はブルガリア国境から数キロ離れた地区にある亡命希望者向けの一時収容施設。ここには約450人が滞在し、亡命申請の審査を待っている。審査には長期間を要する場合もあり、収容生活の長期化が緊張の背景となっている可能性がある。
警察によると、脱走した35人のうち17人はその後拘束され、残る18人の捜索を続けている。また、騒動の中で移民5人が負傷し、病院に搬送された。衝突は深夜から23日未明まで続いたという。
ギリシャは地中海を経由して欧州を目指す移民の主要な入り口の一つで、移民政策は国内政治でも大きな争点となっている。ミツォタキス政権は近年、移民・難民の流入抑制や管理強化を進めてきた。今回の騒動は厳格化する政策と長期化する亡命手続きの中で、収容施設が抱える緊張を浮き彫りにした。
