◎コソボの国境地帯はトルコ、ギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニアへと続くバルカン半島亡命ルートの一部である。
コソボの検察当局は10日、人身売買に関与したとされる27人を起訴したと明らかにした。
それによると、27人は全員コソボ国籍。移民から現金を徴収し、隣国セルビアに不法入国させたとみられる。
検察庁は声明で、「被告たちは西欧への亡命を希望するシリア人約700人をセルビアに移送した」と述べている。
27人が逮捕された時期は不明。有罪が確定した場合、懲役10年以下に処される可能性がある。
コソボの国境地帯はトルコ、ギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニアへと続くバルカン半島亡命ルートの一部である。
セルビアに渡った多くの移民がハンガリーに入国する方法を探しながらキャンプ生活を送っている。
ハンガリー政府は厳しい移民対策を取っており、そこから隣国に入りドイツを目指すのは容易ではない。
