◎火災は9日の午前4時30分頃(現地時間)に発生。複数の倉庫に延焼したものの、負傷者は報告されていない。
2023年4月9日/ドイツ、ハンブルグ中心部の駅近くで発生した倉庫火災(Jonas Walzberg/ドイツ通信社)

ドイツ第2の都市ハンブルクで9日、中心部の駅近くにある倉庫で大規模火災が発生し、化学物質を含む黒煙が街を覆った。

ドイツ通信社(dpa)によると、警察は周辺住民に窓を閉めるよう警告したという。

火災は9日の午前4時30分頃(現地時間)に発生。複数の倉庫に延焼したものの、負傷者は報告されていない。

黒煙は市街地に向かって流れ、倉庫近くを走るハンブルクと首都ベルリンを結ぶ長距離列車が運休となった。

州政府はスマートフォンを通じて住民に窓を閉めるよう警告。対象地域への移動を避けるよう促した。

ドイツ公共放送連盟(ARD)は関係者の話として、「炎上した倉庫の一部には有毒で悪臭を放つ硫化水素の容疑が保管されていた」と報じている。

火元近くに配備された警察官は酸素呼吸器をつけて職務に当たった。

dpaによると、火災は9日正午の時点でおおむね鎮火したものの、消火活動が続いているという。

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