◎協定を発行するためには双方の議会で承認を得る必要がある。
EUのフォンデアライエン委員長(右)とNZのヒプキンス首相(Getty Images)

EUの執行機関である欧州委員会が10日、ニュージーランドとの自由貿易協定に調印した。

両者はこの協定で二国間貿易が拡大し、10年以内に最大30%増加すると見込んでいる。

欧州委員会のフォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は声明で、「NZは毎年最大18億NZドル相当の輸出品をEU圏内に送ることになる」と述べた。

またフォンデアライエン氏はNZについて、「インド太平洋地域における重要なパートナーであり、この自由貿易協定によって、さらに踏み込んだ、緊密な関係を築くことができる」と表明した。

協定が発効するとNZのEU向け輸出品にかけられている関税が撤廃される。これにより、年間2.5億NZドルのコストを削減できるという。

協定を発行するためには双方の議会で承認を得る必要がある。開始日は決まっていない。

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