オランダ・ハーグで極右デモが暴徒化、警察が強制排除、逮捕者も
市当局は予定されていた行進を禁止し、機動隊が数百人の参加者を現場から排除。複数の参加者を逮捕した。
.jpg)
オランダ・ハーグで19日、移民・難民政策に反対する極右系のデモが行われ、参加者の一部が警察に花火や物を投げるなどして暴力化した。市当局は予定されていた行進を禁止し、機動隊が数百人の参加者を現場から排除。複数の参加者を逮捕した。
デモは市中心部の公園で行われた。AP通信によると、参加者の一部が警察に対して花火などを投げ始めたことで緊張が高まり、警察は機動隊を投入して群衆を押し戻した。市当局はその後、集会の解散を命じ、予定されていた行進も禁じた。現場では極右に反対する抗議デモも行われていた。
首相府はX(旧ツイッター)への投稿で警察への攻撃や花火の投擲に加え、一部の参加者がナチス式敬礼や反ユダヤ的なスローガンを行ったと非難した。そのうえで、法の支配を守る警察への支持を表明し、当局に厳格な対応を求めた。
ハーグでは1年前、警察と黒い服を着た極右系デモ隊による乱闘が発生し、警察車両が放火されたほか、中道政党D66の本部も襲撃された。イェッテン(Rob Jetten)首相はD66の党首である。
今回のデモを巡っては、開催前から一部の極右活動家がSNS上で暴力を呼びかけていたと報じられていた。地元メディアによると、デモには数百人が参加し、警察は暴力を警戒して多数の機動隊や放水車を配置していた。
移民や難民政策を巡る対立が続くオランダでは、抗議活動の自由と公共の安全をどう両立させるかが課題となっている。今回の事態は政策への抗議が暴力に発展した場合、当局がデモの制限や解散命令を含む措置を取ることを改めて示した。
