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▽アルバニアでは昨年11月、14歳の少年がティックトックの動画をめぐって同級生と口論になり、刃物で刺殺する事件が発生。政府はこの事件を受け、教師や保護者らとSNSの在り方について議論する全国対話を開始した。
ティックトック(TikTok)のロゴ(Getty Images)

アルバニア当局が13日、中国系動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」へのアクセスを遮断した。

これにより、アルバニア国内のユーザーはティックトックを利用できなくなった。

地元テレビ局は正午過ぎにウェブプラウザからティックトックを利用できなくなったと伝えている。アプリはまだ使えているようだ。

一部のユーザーはSNSに「アプリも使えない」と投稿している。

ロイター通信は政府当局者の話しとして、「遮断はウェブプラウザの次にアプリに適用される」と報じた。

ラマ(Edi Rama)首相は先週、ティックトックの国内利用を1年間禁止することを閣議決定した。

ラマ氏は声明で、「ティックトックが特に子供たちの間で暴力やいじめを扇動している」と非難した。

規制当局はペアレンタルコントロール、年齢認証、アルバニア語のアプリケーションへの組み込みなどのフィルターの設置をティックトックに要請していた。

アルバニアでは昨年11月、14歳の少年がティックトックの動画をめぐって同級生と口論になり、刃物で刺殺する事件が発生。政府はこの事件を受け、教師や保護者らとSNSの在り方について議論する全国対話を開始した。

当局は約6万5000人の保護者と1300回会合を行い、この問題について話し合ったとしている。

地元テレビ局によると、13日の午後1時時点でティックトックのアプリを開くと「このサイトにアクセスできません」と表示されるようになったという。

サイバーセキュリティセンター(AKSK)は国内の全インターネットプロバイダーに対し、13日中にティックトックへのアクセスを遮断するよう命じている。

ティックトックへのアクセスを禁じた国はアルバニアだけでない。少なくとも20カ国が全面禁止または部分禁止している。

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