コロンビア大統領候補、トランプ氏の支持表明に謝意、波紋広がる
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に声明を投稿し、エスプリエジャ氏を「賢明で強く、タフな指導者」と称賛、全面的な支持を表明した。
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コロンビア大統領選の決選投票を目前に控える中、右派候補のエスプリエジャ(Abelardo De La Espriella)氏は3日、トランプ(Donald Trump)米大統領から選挙戦への支持表明を受けたことに謝意を示した。トランプ氏による異例の介入は、同国の政治情勢に新たな波紋を広げている。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に声明を投稿し、エスプリエジャ氏を「賢明で強く、タフな指導者」と称賛、全面的な支持を表明した。またトランプ氏は今回の選挙結果がコロンビアの将来だけでなく、米国との関係にも大きな影響を及ぼすとの認識を示した。
これに対しエスプリエジャ氏は動画メッセージを通じて謝意を示した。また同氏は米国が麻薬犯罪や武装勢力との戦いにおいて重要な役割を果たしていると強調し、自身とトランプ氏は民主主義や自由、法の支配を守るという価値観を共有していると述べた。
エスプリエジャ氏は5月31日に行われた大統領選第1回投票で約43.7%の票を獲得し、左派の与党候補イバン・セペダ(Iván Cepeda)上院議員の40.9%を上回った。過半数を獲得した候補がいなかったため、両氏は6月21日に行われる決選投票で激突する。
一方、トランプ氏の支持表明には反発も広がっている。セペダ氏は外国首脳による発言を内政干渉と批判し、現職のペトロ(Gustavo Petro)大統領も「他国が意思決定に介入すれば自由は失われる」として有権者に自主的な判断を呼びかけた。
近年のコロンビアでは治安悪化や左翼ゲリラ・麻薬カルテルの活動再燃が大きな政治課題となっている。エスプリエジャ氏は犯罪組織への強硬姿勢や大規模刑務所の建設などを公約に掲げており、その手法はエルサルバドルの大統領になぞらえられることもある。トランプ氏への支持を公言してきた同氏の台頭は、中南米で広がる右派勢力の動向を象徴する現象としても注目されている。
