◎2人の被告（現在13歳）は昨年11月、ウォルバーハンプトンの競馬場で19歳の男性を殺害。傷のひとつは心臓に達していた。
イギリスの裁判所は27日、ナタで見知らぬ男性を刺殺した当時12歳の少年2人に懲役8年6カ月の実刑判決を言い渡した。
2人の被告（現在13歳）は昨年11月、ウォルバーハンプトンの競馬場で19歳の男性を殺害。傷のひとつは心臓に達していた。
現地メディアによると、2人はベンチに座ることについて被害者と口論になった後、ナタで襲ったという。
判事は「どちらの攻撃が致命傷になったかは確信が持てない」と述べた。
また判事は「あなたたちは彼を知らなかった。あなたたちは初めて会った彼と1分ほど口論した後、いきなり襲い掛かり、殺した」と批判。罪を償うよう促した。
ウォルバーハンプトン警察の報道官は声明でこの裁判に言及。「衝撃的で悲しい事件である」と語った。
現地メディアによると、10代前半の少年が実刑判決を受けたのは1993年以来約30年ぶり。当時11歳の少年2人が2歳男児を殺害した罪で実刑を言い渡されている。
