◎2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のMQ9リーパーをイエメン領内で失っている。
米軍のドローン「MQ9リーパー」(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が8日未明、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張した。

AP通信は米中央軍(CENTCOM)関係者の話しとして、「フーシ派の主張を認識しているが、現時点でMQ9リーパーが撃墜されたという報告は受けていない」と伝えている。

フーシ派は過去に何度もMQ9リーパーを撃墜したと主張している。

2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のMQ9リーパーをイエメン領内で失っている。

昨年10月にガザ紛争が始まって以来、フーシ派は紅海周辺で活動を活発化させ、こうした攻撃が飛躍的に増加した。

フーシ派の報道官は西部の要衝マーリブの上空でMQ9リーパーを撃墜したと主張した。

マーリブは石油・ガス田のある地域で、2015年以来、サウジアラビア連合国の同盟組織が保持している。

報道官はどのようにMQ9リーパーを撃墜したかは言及しなかった。

イランは長年にわたり、フーシ派に地対空ミサイルを含む兵器を供与してきた。国連の武器禁輸制裁にもかかわらず、イエメンの戦場では多数のイラン製兵器が確認されている。

フーシ派はガザ紛争が始まって以来、紅海やアデン湾の船舶80隻以上に攻撃を仕掛け、計4人の船員を殺害。1隻を拿捕し、2隻を沈没させた。

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