◎犯行声明は出ていない。
2022年9月23日/アフガニスタン、首都カブールのモスク近く、タリバンの戦闘員(Ebrahim Noroozi/AP通信)

アフガニスタン当局は23日、首都カブールのモスク近くで爆弾が爆発し、少なくとも7人が死亡、子供を含む41人が負傷したと発表した。

タリバンによると、爆弾はモスク近くにとめられていた自動車に隠されていたという。犯行声明は出ていない。

報道によると、この爆発の数分前に別のモスク近くでも爆発が報告された。

内務省の報道官は声明で、「爆発物を積んだ車はモスク近くの道路脇に駐車され、金曜礼拝を終えた人々が外に出てきた時に爆発した」と説明した。

AP通信の取材に応じた目撃者は、「現場はひどい有様だった」と説明した。「道路脇で爆弾が爆発し、多くの人がひどく負傷していました...」

負傷者を受け入れた市内の医療機関はSNSに、「14人を受け入れ、そのうち4人はすでに死亡していた」と投稿している。

カブール警察の報道官は礼拝者を狙ったテロと言明した。「これはモスクと礼拝者を狙った許し難い犯罪であり、テロリストの情報を持っている人はすぐに出頭してください....」

アフガンではこの数カ月、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

IS-Kは昨年8月の政変以来、モスクや礼拝者、特に少数派であるイスラム教シーア派への攻撃を繰り返している。

国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は23日、「今回の爆破事件もアフガンの治安の悪さを痛感させる」とツイートし、犠牲者に哀悼の意を表した。

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