◎英BBCニュースによると、スウェーデンの気候活動家、グレタ・トゥーンベリ氏(18歳)、はコロナウイルスの感染拡大を懸念しており、「COP26グラスゴー会議は延期すべきだ」と述べたという。
2019年9月23日/国連本部で開催された気候行動サミット、グレタ・トゥーンベリ氏(AP通信/Jason DeCrow)

英BBCニュースによると、スウェーデンの気候活動家、グレタ・トゥーンベリ氏(18歳)は今年11月にイギリスのグラスゴーで開催される予定のCOP26国連気候サミットに出席しないという。

トゥーンベリ氏は世界で最も有名な気候活動家のひとりであり、2019年の気候行動サミットでは印象的な演説を行っている。

BBCニュースによると、トゥーンベリ氏はコロナウイルスの感染拡大を懸念しており、「COP26グラスゴー会議は延期すべきだ」と述べたという。「(会議を主催する)イギリス政府は世界のワクチン接種率が上がるまで、サミットを延期すべきです」

COP26では世界の経済に大きな影響を与える気候変動関連の様々な計画が協議される。2019年の会議には各国の首脳級が出席した。

伝えられるところによると、イギリス政府はトゥーンベリ氏の出席を考慮していた可能性があるという。BBCニュースは、「トゥーンベリ氏の欠席は若者の気候危機に関連する様々な活動に影響を与える恐れがある」と指摘した。

トゥーンベリ氏はスウェーデン議会の外で抗議活動を開始して以来、全ての主要な気候会議に出席してきた。

トゥーンベリ氏は、「COP26グラスゴー会議は出席者の安全と健康を考慮しなければならない」述べた。「できるだけ早くワクチンを平等に展開してください。全員が同じ条件(ワクチン接種済)で参加できるようにすべきです」

COP26グラスゴー会議は2019年11月からすでに1度延期されており、報道によると、再延期される可能性もあるという。

イギリス政府はサミットの参加者を3万人と見積もっている。コロナの影響を考慮し会議のスタイルを変更するかどうかは明らかにされていない。

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