◎政府は熱中症と山火事に注意するよう呼びかけている。
2022年8月2日/フランス、パリのセーヌ川沿いに設置されたミストシャワー(Francois Mori/AP通信)

フランスの気象当局は3日、パリの最高気温が36度に達し、今後数日はうだるような暑さが続くと発表した。

パリ当局は住民に日中の外出を控え、水分と塩分をこまめに補給するよう呼びかけている。

イル・ド・フランス県は水不足が続いているとして、住民に水の使用を控えるよう求めた。

AFP通信によると、パリの湿度は地方都市に比べると高く、「熱帯雨林のようにジメジメしている」という。

あるパリジャンはツイッターに「湿度2000%」と投稿し、「ひと思いに殺せ!」と叫んだ。「暑い暑い暑い!」

公共放送局フランス・テレビジョンによると、アフリカ北部の熱波が仏東部に広がり、3日午後の時点で27の県が高温警戒アラートを発令しているという。

南部でも猛暑が続き、最高気温が40度に達するところもあった。

予報官によると、今回の暑さは3日にピークを迎え、4日以降は落ち着くものの、数日は最高気温30度以上が続くとみられる。

政府は熱中症と山火事に注意するよう呼びかけている。

一方、南部ガール県の郊外で発生した山火事は今週ほぼ鎮火した。消防当局は乾燥が続く地域のパトロールを継続し、花火やバーベキューを控えるよう呼びかけている。

2022年7月18日/フランス、南西部ジロンド県郊外、頭を抱える消防士(SDIS 33/AP通信)
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