米テキサス州で記録的大雨、洪水被害相次ぐ、気象台が警戒呼びかけ
国立気象局(NWS)によると、テキサス州では14~15日にかけて停滞前線と熱帯由来の湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっている。
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米南部テキサス州の一部地域で記録的な大雨による洪水被害が相次ぎ、州当局や気象台が市民に警戒を呼びかけている。中部から南部にかけての広い範囲で鉄砲水の危険性が高まり、一部地域では救助活動も行われている。
国立気象局(NWS)によると、テキサス州では14~15日にかけて停滞前線と熱帯由来の湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっている。数時間のうちに120ミリを超える雨量を観測した地域もあり、道路や低地への浸水が相次いでいる。特にウェイコやオースティン周辺では洪水が発生し、高速道路が冠水するなど交通網に大きな影響が出た。
ウェイコでは州の救助隊や地元当局が多数の救助要請に対応しており、冠水した道路で立ち往生した車両から住民を救出するなど、活動が続いている。現地では急激な増水によって車両が動けなくなる事例が相次ぎ、当局は「冠水した道路には絶対に進入しないように」と警告している。
また、サンアントニオやニューブラウンフェルズ周辺でも洪水警報や注意報が発令されている。今後も断続的な雷雨が予想され、局地的には200ミリを超える降雨となる可能性がある。河川の増水によってレジャー施設も閉鎖され、一部地域で停電が発生した。
さらに危険視されているのが東部および南東部地域である。ヒューストン都市圏を含む広い地域に洪水監視情報が発令され、数日間にわたって複数回の激しい降雨が予想されている。降雨量は広範囲で50~100ミリ、局地的には200ミリを超える可能性があり、都市部の排水能力を上回ることで深刻な浸水被害が発生する恐れがある。
テキサス州はもともと鉄砲水が発生しやすい地形で知られている。短時間の集中豪雨によって河川や用水路が急激に増水し、わずか数分で危険な状況に変化することも少なくない。気象当局は今後数日間にわたり洪水リスクが続くとして、最新の気象情報を確認しながら不要不急の外出を控えるよう住民に呼びかけている。
