最終更新日:2020年12月10日8時00分
11月19日~11日の情報
11月10日~7日の情報
11月6日~10月31日の情報
10月30日~24日の情報
10月23日~17日の情報
10月16日~11日の情報
10月10日~6日の情報
10月5日以前の情報
12月8日
ファウチ博士「バイデン大統領の政策は必須」
国立アレルギー・感染症研究所所長およびコロナウイルス対策チームの最高顧問を続投するアンソニー・ファウチ博士はチームバイデンの会議にオンラインで参加し、「バイデン大統領が発表した政策は必須」と述べた。
アンソニー・ファウチ博士:
「バイデン大統領の言う通り、まず100日間マスクを着用し、社会的距離を保ち、手を洗い、自宅以外の屋内施設にとどまらないことが何より重要だ。そして、それと並行してワクチンの接種を進める」
「コロナウイルスのパンデミックは、アメリカが直面した公衆衛生危機の中で最も厳しいものになった。道のりは平坦ではない。しかし、新政権のもとでアメリカはひとつになり、パンデミックを克服できる」
Dr. Anthony Fauci on appointment as Chief Medical Adviser on COVID-19 to President-elect Joe Biden: "I believe, as you do, that in the fight against this pandemic, we must lead with science." https://t.co/RUb23WKP38 pic.twitter.com/Q6KEFvkf3J
— ABC News (@ABC) December 8, 2020
バイデン氏、ヘルスケアチームを紹介
12月8日、ジョー・バイデン氏は新政権のヘルスケアチームの紹介に先立ち、就任後すぐに3つの政策を実行すると発表した。
・100日間マスクキャンペーンを開始する。
・就任から100日以内に1億回分(5,000万人分)のコロナウイルスワクチンを市民に提供する。
・就任から100日以内に学校を再開する。
ジョー・バイデン氏:
「100日でコロナウイルスが消えるとは思っていない。しかし、皆がマスクを着用することで現状を打開できると確信している」
また学校の再開については、「優先事項のひとつになる」と述べ、上院のコロナ救済法案承認がカギになると対応を促した。
・ナンシー・ペロシ下院議長、数カ月間停滞していたコロナ救済法案の妥協案を承認
ジョー・バイデン氏:
「9,000億ドルの救済はさらなる行動の始まりに過ぎない」
(新政権のヘルスケアチーム)
・保健福祉長官:ザビエル・ベセラ氏
・外国医総長:ヴィヴェック・マーシー氏
・疾病予防管理センター(CDC)所長:ロシェル・ワレンスキー氏
・コロナウイルス諮問委員会議長:マルセラ・ヌネス・スミス氏
・コロナウイルス タスクフォース委員兼大統領カウンセラー:ジェフ・ザイエンツ氏
・コロナウイルス タスクフォース委員:ナタリー・キリアン氏
・国立アレルギー・感染症研究所所長兼最高顧問:アンソニー・ファウチ氏(続投)
解雇されたトランプ政権の元高官、チームトランプの弁護士を訴える
サイバーセキュリティの元責任者、クリストファー・クレブス氏は、チームトランプの弁護士から「夜明けに連れ出され、撃たれるだろう」と脅迫まがいの圧力を受けた件で訴訟を起こしたと発表した。
クレブス氏の弁護士は声明で、「弁護士たちは、証拠を提供せずに選挙で不正が発生したと主張し、根拠のない噂を広め、暴力を扇動した」と述べた。
先月、クレブス氏はサイバーセキュリティの責任者として「選挙は安全かつ公正に行われた」とトランプ大統領およびチームトランプの対応を繰り返し非難し、解雇された。
訴状によると、クレブス氏はチームトランプの弁護士を支持する者からメールやツイッターで脅迫を受け、「裏切者」と非難されたという。
また、脅迫は非常に深刻で、10歳の息子が「パパは処刑されるの?」と尋ねたという。
ジュリアーニ弁護士と濃厚接触したジョナ・エリス氏、コロナに感染
チームトランプの法律顧問、ジョナ・エリス氏は、ホワイトハウスで開催されたクリスマスパーティに出席してから数日後にコロナウイルス検査で陽性を示したと報告した。
エリス氏はノーマスクで同パーティに出席していた。
先日コロナに感染したトランプ大統領の顧問弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏は、エリス氏と全米各州を回り、訴訟を主導した。
ふたりは各州の公聴会にノーマスクで出席している。
・トランプ大統領の同盟国、ルディ・ジュリアーニ氏がコロナに感染
2021年1月20日の就任式の大部分が仮想になる
大統領就任式の議長を務めるジム・クライバーン下院議員は、就任式の大部分が仮想になると述べた。
クライバーン下院議員はCNNニュースの取材に対し、「宣誓は伝統的な方法を取ると思うが、その他の75~80%は恐らく仮想になる」と語った。
ジム・クライバーン下院議員:
「式はジョー・バイデン大統領が市民に望んでいることを反映するだろう。私たちは違反しない。スプレッダーイベントは行わないつもりだ」
トランプ大統領:ワクチンサミットを開催
バイデン氏;新政権のヘルスケアチームを紹介
12月8日、トランプ大統領はホワイトハウスで「ワクチンサミット」を主催する。
一方、バイデン氏はデラウェア州で新政権のヘルスケアチームを紹介する。
トランプ大統領は間もなく承認される予定のファイザーワクチンおよびオペレーションワープスピードの成果を報告したのち、ヒアリングを行う予定。
米の主要メディアはトランプ大統領がワクチン関連の新たな大統領令に署名すると伝えたが、ワープスピードを統括するモンセフ・スラウイ博士は「何も聞いていない」と述べた。
スラウイ博士はABCニュースの取材に対し、「知らない。何も聞いていない。率直に言って、何が起きるのか全く分からない」と語った。
“Frankly, I don’t know and, frankly, I’m staying out of this. I can’t comment.”
— ABC News (@ABC) December 8, 2020
Dr. Moncef Slaoui, chief science adviser to Operation Warp Speed, tells @GStephanopoulos he doesn’t know what vaccine-related executive order Pres. Trump is expected to sign. https://t.co/iKv4qM3uVj pic.twitter.com/6LTaUa5Arm
12月7日
ジョージア州、バイデン氏の勝利を再認定
12月7日、ジョージア州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官は、再集計作業の終了に伴い、バイデン氏の勝利を再認定すると発表した。
ブラッド・ラフェンスパーガー州務長官:
「合法的に投じられた安全、公正、公平な票を3回再集計したが、結果は変わらなかった。選挙管理に関する偽情報は非難され、拒絶されるべきである」
「結果にこだわることで、雇用、経済、コロナウイルス対策、ワクチン配布、正常に戻るという目標からエネルギーが奪われる」
ラフェンスパーガー州務長官は元チームトランプの弁護士、シドニー・パウエル氏の「クラーケン(陰謀論)訴訟」をジョージア州の裁判所が打ち返したことについても言及した。
「クラーケン訴訟の主張は、その生き物と同じくらい神話的であることが証明された。ジョージア市民は自分たちの投票、そして合法的な票だけが正確、公正、そして確実に数えられたことを知り、前進できる」
ジョージア州(11月20日6:00開票率100%)選挙人:16人
・トランプ2,463,293票
・バイデン2,475,296票
ジョージア州の裁判所、クラーケン訴訟を打ち返す
12月7日、ジョージア州の裁判所は、適切なフォームに「必要事項」を記入しないチームトランプの元弁護士、シドニー・パウエル氏の「クラーケン(陰謀論)訴訟」を却下した。
・陰謀論者のシドニー・パウエル弁護士/米ジョージア州、大混乱
アメリカの主要メディアは一連の訴訟について、「遅延行為」「悪あがき」「しつこい」「反抗的」などと報じている。
反抗的なチームトランプはジョージア州の選挙結果にしつこく異議を唱え、何度もやり直し訴訟を起こしてきた。
しかし、これらの法的努力はこれまでに少なくとも38回失敗している。
新政権の健康チーム、ファウチ博士続投決定
12月7日午前、バイデン氏は新政権の健康チームを発表した。
・保健福祉長官:ザビエル・ベセラ氏
・外国医総長:ヴィヴェック・マーシー氏
・疾病予防管理センター(CDC)所長:ロシェル・ワレンスキー氏
・コロナウイルス諮問委員会議長:マルセラ・ヌネス・スミス氏
・コロナウイルス タスクフォース委員兼大統領カウンセラー:ジェフ・ザイエンツ氏
・コロナウイルス タスクフォース委員:ナタリー・キリアン氏
・国立アレルギー・感染症研究所所長兼最高顧問:アンソニー・ファウチ氏(続投)
【新政権閣僚他、11月30日発表】
・財務長官:ジャネット・イエレン氏
・行政管理予算局長:ニーラ・タンデン氏
・財務副長官:ワリー・アデエモ氏
・経済諮問委員会議長:セシリア・ラウズ氏
・経済諮問委員会委員:ジャレッド・バーンスタイン氏
・経済諮問委員会委員:ヘザー・バウシー氏
【新政権閣僚他、11月23日発表】
・国務長官:アントニー・ブリンケン氏
・国土安全保障長官:アレハンドロ・マヨルカス氏
・国家情報長官;アヴリル・ヘインズ氏
・国際連合大使:リンダ・トーマス・グリーンフィールド氏
・気候担当特使;ジョン・ケリー氏
【ホワイトハウス上級スタッフ、11月17日発表】
・大統領上級顧問:マイク・ドニロン氏
・大統領副首席補佐官:ジェン・オマリー・ディロン氏
・大統領顧問:ダナ・レムス氏
・大統領顧問:スティーブ・リケッティ氏
・ホワイトハウス公共事業局の上級顧問:セドリック・リッチモンド氏
・ホワイトハウス政府間局長:ジュリー・ロドリゲス氏
・オーバルオフィスオペレーションディレクター:アニート・マシーニ氏
・ファーストレディの上級顧問:アンソニー・バーナル氏
・ファーストレディの補佐官:ジュリサ・レイノソ・パンタレオン氏
【ホワイトハウス上級スタッフ、11月12日発表】
・大統領首席補佐官:ロン・クレイン氏
12月6日
コロナウイルス/アメリカの感染状況
ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は1,470万件、累計死亡者は28.1万人。12月5日の新規陽性者数は205,513件、死亡者は2,190人だった。
全国の入院患者数は100,000人を超え、医療関係者は「医療システム崩壊の危機」に直面していると警告した。
カリフォルニア州の12月6日の新規陽性者数は過去最高を更新する30,075人、死亡者は85人だった。
ノースカロライナ州も過去最高の6,438件を記録。ニュージーランド州は6,046件。
【世界の感染状況/12月7日時点】
累計感染者 | 累計死亡者 | 新規感染者 (直近) | |
世界 | 6,670万人 | 153万人 | 628,592人 |
アメリカ | 1,470万人 | 28.1万人 | 205,513人 |
インド | 964万人 | 14万人 | 36,011人 |
ブラジル | 658万人 | 17.7万人 | 43,141人 |
ロシア | 246万人 | 43,141人 | 29,039人 |
フランス | 229万人 | 55,155人 | 12,923人 |
日本 | 16.1万人 | 2,229人 | 2,424人 |
トランプ大統領、ジョージアの決戦を応援
ジョージア州のキャンペーン集会に参加したトランプ大統領は、2021年1月5日の「ジョージアの決戦」に挑む上院議員2名を応援した。
同州の現職、デイビッド・パデュー上院議員とケリー・レフラー上院議員が敗れれば、ジョージア共和党王朝は崩壊する。
現在の上院勢力は「民主党48ー共和党50」。来年1月の決戦投票で民主党が2議席確保すれば、勢力は50ー50になり、カマラ・ハリス次期副大統領が決定票を投じる。
トランプ大統領は支持者に、「ジョージアの愛国者は二人に信じられないほど投票しなければならない」と語った。
ドナルド・トランプ大統領:
「二人は素晴らしい。あなたたちは私のために戦い、二人の偉大な上院議員を選出するために戦うことができる」
「あなたたちが投票をボイコットし、過激な左翼が攻勢を強めれば負けるだろう」
トランプ大統領は民主党の候補者を応援するエリザベス・ウォーレン上院議員、元ジョージア州知事のステイシー・エイブラムス氏などを攻撃した。
演説の途中、トランプ大統領は「選挙活動は好きではない。集会に参加したくない」と突然発言した。
また、同州のブライアン・ケンプ州知事から「集会を行うのか?」と質問され、「違う。お前にはやるべきことがある。そして、私は演説しない。キャンペーンは本当に大変なんだ」と答えたという。
集会に参加したくないトランプ大統領は1時間以上話し続けた。なお、パデュー上院議員とレフラー上院議員は集会開始直後にそれぞれ約2分演説を行っている。
トランプ大統領の演説終了後、キャンペーンチームは右葉のニュースメディアの長いビデオを上映した。
トランプ大統領「私たちは勝った」
ジョージア州のケリー・レフラー上院議員とデイビッド・パデュー上院議員の応援集会に飛び入り参加したトランプ大統領は、選挙の不正をしつこく訴え、「私たちは勝った」と根拠を提示することなく主張した。
ドナルド・トランプ大統領:
「ご存じの通り、私たちはジョージアで勝った。ご存じの通りです」
「私たちはフロリダでも勝った。そして私は多くの場所でジョーを打ち負かした」
トランプ大統領は約12,000票差でジョージア州を失い、先月末州知事は結果を承認した。
しかし、反抗的なトランプ大統領は結果を認めず、ホワイトハウスに居座りたいと駄々をこねている。
「私たちは選挙で負けたことがない。私たちはこの選挙に勝った」とトランプ大統領が主張すると、熱狂的な共和党支持者たちはマスクを着用することなく「USA!USA!」「あと4年!あと4年!」と大合唱した。
ジョージア州(11月20日6:00開票率100%)選挙人:16人
・トランプ2,463,293票
・バイデン2,475,296票
ジョージア州上院通常(開票率99%、決戦投票へ)
・共和党 デイビッド・パデュー 49.7%
・民主党 ジョン・オソフ 48%
・リバタ シェーンヘーゼル 2.3%
ジョージア州上院補欠(開票率98%、決戦投票へ)
・共和党 ケリー・レフラー 25.9%
・民主党 ラファエル・ワーノック 32.9%
トランプ大統領、ジョージア州知事に圧力をかける
ジョージア州で約1カ月ぶりの集会を行うトランプ大統領は、同州の共和党州知事、ブライアン・ケンプ氏に対して「特別会期を要請する」とツイートした。
トランプ大統領は根拠を提示することなくケンプ州知事を爆破し、「あなたは市民の願いを拒否している」「何を隠しているのか?」と圧力をかけ続けた。
ドナルド・トランプ大統領:
「あなたの集計完了署名は受理されていない。あなたは市民が求めていることを拒否している。当局は何を隠しているのか?すぐに議会の特別会期を求めなさい」
ケンプ州知事は声明で、トランプ集会には出席しないと発表した。
なお、州知事のコミュニケーションディレクターによると、12月5日の朝にトランプ大統領から電話がかかってきたという。
12月5日
デボラ・バークス博士「バイデン政権で奉仕を続けたい」
ホワイトハウスコロナウイルス対策チームのデボラ・バークス博士はバイデン政権での自身の役割について、「分からない」と述べた。
今週初め、新政権の移行チームは、バークス博士とアンソニー・ファウチ博士と連絡を取っている。
バークス博士はABCニュースの取材に対し、「チームと話せて光栄だった。公務員として、私は常にあらゆる行政に奉仕する準備ができている」と語った。
関係者によると、バークス氏はバイデン政権で奉仕を続けたいと希望を表明したという。
なお、バイデン氏はファウチ博士に最高医療顧問を務めるよう依頼している。
法律の専門家「チームトランプは一線を越えた」
トランプ大統領と同盟国の証拠を提供しない訴訟攻撃について、一部の州および地方の選挙当局者は「反則」と訴えている。
ミシガン州の共和党弁護士は、訴訟を却下された直後に別の郡で新たな攻撃を開始、法廷に舞い戻った。
この攻撃に憤慨した選挙当局の弁護士は、裁判官に「何か」をするよう懇願した。
デトロイト市のデイビッド・フィンク弁護士は声明で、「彼らは法廷を不適切な方法で占拠している」と述べた。
デイビッド・フィンク弁護士:
「私たちは証拠を提供することなく要求された陰謀論者の時間稼ぎ訴訟の相手をしなければならない。無意味な訴えに制裁を科すよう裁判所に要請する」
これに対しチームトランプの弁護士は、「憲法で保障されている権利を行使するだけ。私が自由の国アメリカの脅威になっているとは知らなかった」と反論した。
法律の専門家はABCニュースの取材に対し、「忍耐強い裁判官も、制裁を科す以外に選択肢はないと考えているかもしれない」と語った。
ニューヨーク大学ブレナン司法センターのダニエル・I・ワイナー副所長は、「裁判所が『もう十分だろう』と言っているところを初めて見た」述べた。
チームトランプ、訴訟を3件却下される
チームトランプはジョージア州、ミシガン州、ネバダ州で起こした訴訟を失った。
第11巡回控訴裁判所は4日、ドミニオン・ヴォーティング・システムズの投票機に関するシドニー・パウエル弁護士からの控訴を下級裁判所に打ち返した。
・陰謀論者のシドニー・パウエル弁護士/米ジョージア州、大混乱
ジョー・バイデン氏の勝利を覆そうとする訴えに対する下級裁判所の判決はパウエル弁護士に部分的な勝利を与え、事件が審理されている間、ジョージア州に投票機を停止するよう命じている。
ミシガン州の控訴裁判所はチームトランプの控訴を2ー1の判決で却下した。
ネバダ州カーソンシティ地方裁判所のジェームズ・T・ラッセル裁判官も控訴を却下し、共和党の悪だくみに引導を渡した。
ラッセル裁判官はチームトランプの証言を「聞く価値がない」と爆破し、「信頼できる証拠を提供しなければ無意味である」と語った。
12月4日
ペンス副大統領、陰謀論者の発言を爆破し、ジョージア州の有権者に投票を呼びかける
12月4日、マイク・ペンス副大統領は世界の運命を決めるジョージア州の決選投票に向け、「多数派を守る集会」で支持者に支持を呼びかけた。
また、トランプ大統領の同盟国、陰謀論者のシドニー・パウエル弁護士の「投票の安全が保証されるまで対抗し、上院選挙もボイコットしなければならない」という発言を爆破し、「投票しなければ民主党に敗れる」と訴えた。
・陰謀論者のシドニー・パウエル弁護士/米ジョージア州、大混乱
マイク・ペンス副大統領:
「あなたは投票しなければならない。皆が大統領選挙に疑問を持っていることは知っている。投票しないでくださいと訴える者もいる。しかし、あなたが投票しなければ、民主党が勝つ」
ペンス副大統領は不在者投票の要求方法を支持者に説明し、必要に応じて「トランプ大統領が不正と主張する」郵便投票でも投票してほしいと呼びかけた。
オバマ前大統領がジョージア上院選挙の候補者を応援
バラク・オバマ前大統領は、2021年1月5日のジョージア州上院通常・補欠決選投票に挑むジョン・オソフ氏とラファエル・ワーノック氏をオンライン集会で応援した。
オバマ前大統領は決戦投票について、「ジョージアではなくアメリカを、世界を決める戦いになる」と述べた。
バラク・オバマ前大統領:
「ジョージアは世界の中心になった」
「2人の戦いの結果、ジョー・バイデンとカマラ・ハリスが法的にすべての約束を果たすことができるかどうかが決まる」
ジョージア州上院通常(開票率99%、決戦投票へ)
・共和党 デイビッド・パデュー 49.7%
・民主党 ジョン・オソフ 48%
・リバタ シェーンヘーゼル 2.3%
ジョージア州上院補欠(開票率98%、決戦投票へ)
・共和党 ケリー・レフラー 25.9%
・民主党 ラファエル・ワーノック 32.9%
決戦投票で民主党が2議席確保すれば、上院の勢力は共和党50ー民主党50になる。
その場合、民主党のカマラ・ハリス次期副大統領が法案などの採決で票を投じることになる。
バイデン氏、マスク着用の呼びかけを拡大する
12月4日、デラウェア州で演説したバイデン氏は、「コロナウイルスワクチンの接種を義務化するか?」という記者の質問に「義務化はない」と答えたうえで、「市民をマスクとワクチンに向かわせる」と述べた。
ジョー・バイデン氏:
「予防接種の義務化は要求しないが、マスクについては先日述べた通り100日作戦を実行する。私は大統領のあるべき姿を示し、市民に正しいことを勧める。彼らは納得したうえで、マスクとワクチンに向かうだろう」
バイデン氏はワクチンの配布期間中に「マスク着用100日作戦」を実行すれば、死亡者と新規陽性者数は減少すると信じていると述べた。
なお、バイデン氏は連邦政府の施設内でのマスク着用を義務付けると約束している。
真夜中の規制
トランプ大統領は退任までの期間に3ダース以上の連邦規制見直しを検討している。
これらの取り消しには何年もかかる可能性があり、バイデン政権の足を引っ張ることは間違いない。
・有毒廃棄物を垂れ流した汚染者に浄化資金を要求する環境保護提案の見直し。
・政府機関のガイダンスおよび権限を制限。
・企業に対し、規則の変更に助言できる権利を与える。
・障害手当の基準の変更。
・航空会社の消費者保護を狭め、企業を保護するなど・・・
退任間際の駆け込み連邦規制見直し「真夜中の規則」は、トランプ政権最後の実績作りのチャンスである。そして、それらを見直すことは容易ではない。
見直しのいくつかは法廷闘争に持ち込まれている。また、民主党が上院の支配権を獲得した場合、見直された規則を迅速に廃止できる可能性もある。しかし専門家は、「一度修正されたポリシーは間違いなく簡単には戻せない」と述べている。
バイデン氏、トランプ大統領の自己恩赦の可能性に懸念を表明
バイデン氏はCNNニュースが報じたトランプ大統領の「自己恩赦」の可能性に、「前例がなく、アメリカの見方に与える影響を懸念している」と述べた。
ジョー・バイデン氏
「自分を守る身勝手な恩赦がどのような影響を与えるか。世界がアメリカの民主主義をどのように見るか。非常に懸念している」
「私の政権が自分自身に恩赦を与えることはない。そのような異常事態は絶対に発生しないだろう」
バイデン氏は選挙期間中に述べた「政治的圧力から独立した司法省にする」という誓約を強調したうえで、「ツイートによる政策発表は行わない」とトランプ大統領の政治姿勢を批判した。
ハリス上院議員は2019年6月のナショナル・パブリック・ラジオ(NP)のインタビューの中で、「司法省はトランプを起訴せざるを得ない」と述べている。
カマラ・ハリス上院議員:
「私たちは司法省に仕事の内容を聞かない。彼らも教えない」
「司法省から出される決定は事実および法律に基づくべきであり、政治や時代の影響を受けてはならない」
12月3日
ウィスコンシン州裁判所、チームトランプの訴えを退ける
ウィスコンシン州地方裁判所は、チームトランプの言いがかり訴訟を退けた。
投票はリベラルと保守派が真っ二つに分かれ、4ー3でリベラルが勝利を収めた。
ウィスコンシン州最大の都市、ミルウォーキー郡とデーン郡は11月末に再集計作業を終え、先日、トニー・エバーズ州知事が選挙の結果を証明する確認証明書に署名し、バイデン氏の勝利を公式に承認した。
エバーズ州知事は判決について「当然の結果」とうなずき、「全会一致でないことに驚いた」と述べた。
ウィスコンシン州(11月21日5:50開票率100%)選挙人:10人
・トランプ1,610,151票
・バイデン1,630,716票
・ミルウォーキー バイデン75.5%:トランプ22.9%
・デーン郡 バイデン69.1%:トランプ29.3%
トランプ大統領、バー司法長官の発言を却下
12月3日、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団の質問に応じ、「ウィリアム・バー司法長官の発言を信頼するか?」と質問された。
バー司法長官は先日、「投票に関連する不正の証拠は発見できなかったと述べている。
ドナルド・トランプ大統領:
「数週間後にもう一度質問しなさい」
「司法省は不正と詐欺をすべて検討しなければならない。バーはまだ検討していない」
バー司法長官はバイデン氏の勝利宣言から数日後に、「明確で明らかに信頼できる」不正の申し立てがあれば、厳しく調査すると文書を発行している。
また、同時に、「疑わしい、投機的な、空想的な、または大げさな主張や申し出」に警戒するよう呼び掛けていた。
その後、司法省とFBIは投票の不正に関する情報を公開していない。
バー司法長官は1日の会見で、「詐欺の主張に根拠はなく、荒廃している」と述べた。
トランプ大統領は追加の質問を却下し、ギュウギュウ詰めのホワイトハウス執務室でトランプ大統領の支持者、ルー・ホルツ氏などに自由勲章を授与した。なおABCニュースによると、記者を除く関係者のほとんどがマスクを着用していなかったという。
バイデン氏、国家経済会議の理事を指名
新政権移行チームは、ブライアン・ディーズ氏を国家経済会議の理事に指名したと発表した。
ディーズ氏は以前、国家経済会議の副局長、行政管理予算局の副局長、バラク・オバマ前大統領の上級顧問を務めていた。
バイデン氏は声明で、「ブライアンは素晴らしい実績を残してきた公務員のひとり。彼はこの危機に立ち向かい、経済、気候などの問題に対処できる」と述べた。
ハリス上院議員、参謀長とスタッフを発表
12月3日、カマラ・ハリス上院議員は新政権で一緒に働く次期参謀長とスタッフを発表した。
次期副大統領の首席補佐官に指名されたハルティナ・ "ティナ"・フルノイ氏は現在、ビル・クリントン前大統領の首席補佐官を務めている。
ハリス上院議員はフルノイ氏について、「ティナはアメリカ国民に奉仕し、私たちが直面している前例のない課題を克服するために働く」と述べた。
・副大統領首席補佐官:ハルティナ・フルノイ氏
・国内政策顧問:ロヒニ・コソグル氏
・国家安全保障顧問:ナンシー・マケルダウニー氏
(先日発表)
・コミュニケーション・ディレクター:アシュリー・エティエンヌ氏
・副大統領報道官:シモーン・サンダース氏
バイデン氏、コロナ救済法案の速やかな可決を要請
12月2日に中小企業の経営者とオンラインで話し合ったジョー・バイデン氏は、コロナ救済法案の速やかな可決を上院に要請した。
・ナンシー・ペロシ下院議長、折れる
また、9,080億ドル(約9,500億円)の救済パッケージは「頭金」に過ぎないことを強調し、「さらなる強力な救済策を今すぐ講じる必要がある」と述べた。
ジョー・バイデン氏:
「移行チームは市民と中小企業が直面している複数の危機、特に経済危機とコロナウイルスに対処するために、次の議会で提案する救済策を取りまとめている。就任後、私は毎日戦う」
バイデン氏は市民にクリスマス前後の旅行を避けるよう促し、「症例数が急増している」と警告した。また、ナンシー・ペロシ下院議長が提案した救済法案などの追加救済が可決されなければ「厳しい状況になる」と述べ、市民に「決して諦めず、しがみつく」よう訴えた。
「私は諦めない。約束する。しかし、移行期間中は耐えなければならない。あなたは現在の難局を乗り越えられる」
12月2日
マケナリー報道官、バー司法長官の発言を軽視
ホワイトハウス報道官のケイリー・マケナニー氏は、大統領選挙の不正を却下したウィリアム・バー司法長官の発言に臆することなく、「不正を追及する」と反抗的な態度を示した。
前日、司法長官は投票結果を変える可能性のある不正は発見できなかったと述べている。
ケイリー・マケナニー報道官:
「大統領はすべての合法的な票を集計し、すべての違法な票は除外すべきと信じていると言った。チームは不正選挙の追求を続けている。訴訟の詳細を説明することはできないが、彼らはウィスコンシンやネバダで活発に活動している」
マケナニー報道官はAP通信のインタビューの中でバー司法長官の発言について、「司法省はチームの訴訟内容に関与していないため、証拠の有無を決めることはできない」と語った。
ケイリー・マケナニー報道官:
「司法長官は自分の机の前に提供された資料について発言した。チームの手元にある資料は見ていない」
記者から「司法長官の発言を信頼しているか?」と質問されると、「結果は人事発表で知ることになる」と答えた。
また、トランプ大統領は司法長官の発言を事前に知らされていなかったと述べ、「司法省による詐欺の調査は進行中。チームは不正を正すために行動している」と繰り返した。
民主党のマーク・ケリー氏、アリゾナ上院の議席を確保
ABCニュースによると、アリゾナ州の上院議席は民主党のマーク・ケリー氏が確保する見込みだという。
アリゾナ州上院(開票率99%)
・共和党 マーサ・マクサリー 49%
・民主党 マーク・ケリー 51%
ケリー氏の勝利で上院の勢力図は共和党50ー民主党48になった。
2021年1月に実施されるジョージアの上院通常・補欠選挙で民主党が2議席確保すれば、勢力図は共和党50ー民主党50になる。
その場合、民主党のカマラ・ハリス次期副大統領が法案などの採決で票を投じることになる。
ジョージア州上院通常(開票率99%、決戦投票へ)
・共和党 デイビッド・パデュー 49.7%
・民主党 ジョン・オソフ 48%
・リバタ シェーンヘーゼル 2.3%
ジョージア州上院補欠(開票率98%、決戦投票へ)
・共和党 ケリー・レフラー 25.9%
・民主党 ラファエル・ワーノック 32.9%
ジョージア州の州務長官、トランプ大統領に嘆願した選挙当局を擁護
12月2日、ジョージア州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官は、1日の記者会見でトランプ大統領に嘆願したガブリエル・スターリング氏の発言を擁護した。
ブラッド・ラフェンスパーガー州務長官:
「彼は真実を伝えた。そして、たくさんの人が真実を話し、理解している」
同州の投票システムを統括するスターリング氏はトランプ大統領、共和党のデイビッド・パデュー上院議員、ケリー・レフラー上院議員を厳しく非難し、「暴力を誘発する発言を続ければ、死人が出る」と警告した。
スターリング氏はトランプ大統領に「ステップアップ」を促し、「暴力行為をやめるよう人々に伝えてほしい」と訴えた。
州務長官はスターリング氏の嘆願後にトランプ大統領が発信したツイートを非難した。
「暴力を止めてほしいと訴えても、大統領はジョージアを勝ち取ったと主張した。彼は選挙労働者に対する脅威を後押しするだけでなく、擁護している」
トランプ大統領「2024年に会いましょう」
トランプ大統領はホワイトハウス主催のクリスマスパーティで2期目の意欲を見せつつ、「2024年に会いましょう」と出席者をからかった。
ABCニュースが情報筋から得た情報によると、トランプ大統領はパーティで、「素晴らしい4年だった。私たちはさらに4年やろうとしている。できなければ4年後に会いましょう」と述べたという。
また、出席した共和党全国委員会のメンバーに「私は勝利していた」と述べ、選挙の不正をあらためて訴えた。
ドナルド・トランプ大統領:
「今年は珍しい年だ。私たちは勝った。しかし、彼らは勝利を認めない。私はそれを不正選挙と呼んでいる。私は訴え続けるだろう」
情報筋によると、コロナウイルスの症例数が急増しているにも関わらず、出席者の大半はマスクを着用していなかったという。
先日、ファーストレディの報道官、ステファニー・グリシャム氏は声明で、「マスクが必要になる」と述べていた。
疾病予防管理センター(CDC)は屋内での集まりを控えるべきだとアドバイスしている。
ホワイトハウスとファーストレディのオフィスは、パーティについてコメントを拒否した。