◎バーが提供したシャンパンにはレイブパーティーなどで使用される非合法ドラッグのエクスタシーが含まれていた。
2月14日、ドイツの検察当局はバイエルン州のバーでエクスタシー入りシャンパンを飲んだ男性1人が死亡し、8人が病院に搬送されたと明らかにした。
エクスタシー(メチレンジオキシメタンフェタミン/MDMA)はレイブパーティーなどで使用される非合法ドラッグのひとつで、幻覚剤に分類される。
ドイツ通信社によると、死亡した男性は52歳、他の8人は30代~50代だという。
バイエルン州の検察官は記者団に対し、「男性たちが飲んだシャンパンのボトルには通常入っていないものが入っていた」と語った。
検察官によると、検査の結果、シャンパンに含まれていた薬物はエクスタシーでかなりの濃度だったという。エクスタシーがボトルに入った経緯は明らかにされていない。
警察によると、事件は12日の夜遅くにバイエルン州ヴァイデン・イン・デア・オーバープファルツのバーで、数人のグループがシャンパン1本を注文し、分け合って飲んだ直後に発生したという。
シャンパンを飲んだ人々は痙攣を起こし、9人が病院に搬送され、52歳の男性は搬送後まもなく死亡した。
ドイツ通信社によると、入院していた1人は14日に退院したという。警察は事件当時の状況を調べているが、検察官によると、テロ攻撃の可能性は低いという。