◎最大都市シドニーは6月26日にロックダウンされ、封鎖範囲は7月14日からニューサウスウェールズ州全域に拡大された。
8月18日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州(NSW)のコロナウイルス新規陽性者は過去最多を更新する633件に達し、デルタ株は最大都市シドニーから州全域に広がりつつあるという住民の懸念はさらに深まった。
NSWのケリー・チャント保険担当官は記者団に対し、「デルタ数は驚異的な勢いで広がっている」と警告した。「ロックダウン中にもかかわらず感染者は増加しています...」
NSWのジョン・バリラーロ州副首相は、州の西部、北部、中央部の町でもデルタ株の感染が報告されたと危機感をあらわにした。
シドニーは6月26日にロックダウンされ、封鎖範囲は7月14日からNSW全域に拡大された。
グラディス・ベレジクリアン州首相は、「シドニーの封鎖を厳しくする必要がある」という批判を却下し、現在の規則は非常に厳しく、非常に厳格であり、専門家の健康アドバイスに基づいていると述べた。
首都キャンベラでもシドニーのクラスターに関連する22人の感染が報告された。
一方、オーストラリアの隣国ニュージーランドで約半年ぶりに確認された新規症例は7件に増加した。NZLは昨日、最大都市オークランドで新規症例を1件確認したため、オークランドは1週間封鎖されることになり、国全体も3日間のロックダウンに移行した。空港以外で症例が確認されたのは約半年ぶりだった。
17日に陽性と診断された男性が訪れた沿岸の町コロマンデルも18日から1週間の封鎖に入った。
ジャシンダ・アーダーン首相は18日、「陽性と診断された人の一部が教会、学校、カジノ、病院を利用していたことが分かったため、症例数はさらに増えると予想している」と語った。
アーダーン首相は記者会見の中で、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、薬局などでのマスク着用を義務化すると発表した。対象地域は全国、期間は現在の警戒レベル4が解除されるまで。
また、ゲノム解析の結果、オークランドの新規陽性者のウイルスはデルタ株であることが確認されたという。政府は空港の検疫を義務化しており、陽性者は強制的に隔離(入院)されるが、オークランドの男性と空港で陽性と診断された人が接触したかどうかは分かっていない。
<NZLでマスク着用が必要な施設>
・公共交通機関
・飛行機
・タクシーまたはシェア車
・医療機関
・第三者と接触する施設(食料品店、薬局、ガソスタなど)
<マスク着用を免除される人>
・12歳未満
・身体的または精神的な疾患を患っている人
・マスクを着用することで日常生活に影響がでる人