◎7月25日、暑さの影響をほとんど受けない東京アクアティクスセンターで熱いレースが展開され、日本の大橋 悠依選手が400m個人メドレーで見事金メダルを獲得した。
7月25日、暑さの影響をほとんど受けない東京アクアティクスセンターで熱いレースが展開され、日本の大橋 悠依選手が400m個人メドレーで見事金メダルを獲得した。
一方、7月のウィンブルドンテニスで2度目のグランドスラムタイトルを獲得した世界ランキング1位のアシュリー・バーティ選手(AUS)は同48位のサラ・ソリベス・トルモ選手に6-4、6-3のストレートで敗れ、困惑した。
国際テニス連盟(ITF)は独自の高温対策で選手の体調に配慮している。温度計の読み取り値が30.1Cを超えると、選手には2番目と3番目のセット間に10分間の休憩が与えられ、各セット間の休憩も30秒ずつ延長される。
ゴールデンスラムを目指す世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手と同2位のダニール・メドベージェフ選手は昨日、第1ラウンド終了後に「暑すぎる」と不満を表明していた。
国際オリンピック委員会(IOC)のスポーツディレクターを務めるキット・マコーネル氏は24日、「スケジュールは可能な限り、一日の最も暑い時間を避けて組まれている」と語った。「しかし、すべての競技、全ての試合に完璧な気温(環境)を提供できるわけではありません。私たちはすべてのトレーニングとすべての競技で広範囲にわたる熱対策を実施しています。そして、過去の大会も厳しい環境下で行われており、私たちはその都度、熱対策を行ってきました...」
一方、競泳会場は無観客にもかかわらず想像以上の盛り上がりを見せ、スポーツ大国アメリカは今大会初の金メダルを獲得し、チュニジアの18歳はまさかの大奮闘を見せ、オーストラリアの女子チームは世界新記録を樹立し、大橋選手は日本競泳チーム第1号の金メダルを獲得した。
大橋選手は2種目目の背泳ぎで先頭に立つと次の平泳ぎで差を広げ、最終の自由形でも2位との差を維持し、圧勝した。2位はアメリカのエマ・ウェイアント選手、3位のハリ・フリッキンジャー選手もアメリカだった。
同種目における日本人選手の金メダル獲得は2000年シドニー大会の田島 寧子氏以来21年ぶり。
アメリカの金メダル1号は男子400m個人メドレーのチェイス・カリシュ選手。カリシュ選手はNBCニュースの取材に対し、「アメリカの金メダルラッシュのスタートを切れて嬉しい」と語った。2位は同じくアメリカのジェイ・リザーランド選手。
男子400m自由形で金メダルを獲得したチュニジア代表のアフマド・ハフナウィ選手は自己ベストを3秒以上更新する爆発的な泳ぎで頂点に立った。
競泳大国アメリカを打ち負かしたいオーストラリアはこの日、メダルを3つ獲得した。女子4×100mフリースタイルリレーに出場したモリー・オキャラハン選手、メグ・ハリス選手、マディソン・ウィルソン選手、ブロンテ・キャンベル選手は2位のカナダチームに3秒以上の大差をつける圧勝で金メダルを獲得、世界記録も更新した。
まもなく帰国するジル・バイデン夫人は24日、3つの会場でアメリカ選手を応援した。
3対3バスケットボールの会場では、対フランス戦をフランスのエマニュエル・マクロン大統領と一緒に観戦した。試合はアメリカが17ー10で勝利した。
競泳会場では代表選手たちから歓声を浴び、拍手でこれに応えた。
24日夜に開催された女子サッカーではアメリカの勝利(対ニュージーランド 6-1)を見届けた。
NBCニュースによると、ジル夫人は大会前、書簡でチームUSAに感謝の言葉を伝えたという。
東京アクアティクスセンターで25日に行われた各レースの決勝は、アメリカのゴールデンタイムに合わせて午前の早い時間に行われた。IOCの最大スポンサーであるNBCは、2014年に五輪の放映権を2032年まで延長する契約を結んでいる。契約料は76.5億ドル(約7,900億円)。
アメリカのあるツイッターユーザーは、「アメリカ人はどこでオリンピックが開催されても、ゴールデンタイムに一番見ごたえのあるレースを視聴できます」と投稿した。
日本競泳チーム第1号の金メダルを獲得した大橋選手はNHKのインタビューの中で、「昨日より良い泳ぎができた」とレースを振り返った。「金メダルを取れるとは思っていませんでした。大会を迎えるまでいろんなことがありましたが、自分のやってきたことは間違っていなかったと思いました。楽しいレースができたと思います」
開会式で聖火を灯した日本の大阪なおみ選手は25日、中国の鄭賽鄭選手に6-1、6-4で勝利した。