◎米国女子体操チームのカラ・イーカー選手(18歳)とリアン・ウォン選手(17歳)が東京2020五輪の検査で陽性と診断された。
AP通信によると、米国女子体操チームのカラ・イーカー選手(18歳)とリアン・ウォン選手(17歳)が東京2020五輪のコロナ検査で陽性と診断されたという。
2人のコーチを務めるアル・フォン氏はAP宛ての電子メールの中で、「イーカー(選手)は2か月前にコロナワクチンを接種していた」と述べた。
フォン氏によると、両選手は現在施設で隔離されているという。
米国女子体操チームは陽性と診断された選手の個人名を明らかにしていなかった。チームは声明の中で、「その他の選手たちは検疫制限の対象になる」と明らかにした。
また、「選手たちは当初の計画どおり、大会の準備を継続する」と述べた。「チームは引き続き警戒を怠らず、東京にいる間はプレイブックのルールを順守します...」
アメリカ代表から陽性者が出たのは初めて。イーカー選手はウォン選手は代替選手だった。
米国オリンピック・パラリンピック委員会は19日、「東京五輪の規則とプレイブックに基づき、選手は検疫施設に移送された」と発表した。
米国女子体操チームは金メダリストのシモーネ・バイルズ選手、ジョーダン・チャイルズ選手、グレース・マッカラム選手、スニサ・リー選手、ミカイラ・スキナー選手、ジェイド・キャリー選手の6人と、代替選手のケイラ・ディチェロ選手、エマ・マラブヨ選手、そしてイーカー選手とウォン選手で構成される。
イーカー選手がトレーニングを行っているミズーリ州カンザスシティのトレーナーはAP通信の取材に対し、「彼女は強く、とても勇敢です」と語った。「陽性は非常に残念ですが、彼女は絶対に前を向いています...」
2016年のリオ五輪で4冠を達成したバイルズ選手と他の選手はワクチンを接種している。
東京2020五輪は非常事態宣言下の東京で7月23日に開幕する予定。首都圏の会場は全て無観客での開催が決まっており、これまでの五輪とは全く異なる大会になる。米国女子体操チームは7月25日から競技を開始する。
一方、過去のいじめ問題で厳しく非難されていた大会関係者の小山田 圭吾氏は、19日に辞任することが決まった。小山田氏は開会式の作曲を担当していた。
障害者を含むクラスメートに対する小山田氏の過去の虐待は先週オンラインで表面化し、ソーシャルメディアには辞任を要求する投稿が相次いでいた。
加藤 官房長官は19日、小山田氏の過去のいじめはインクルーシブ社会を実現するという政府の政策に反しており、容認できないと述べた。
五輪関係者の問題行動による辞任は今回の小山田氏で3人目。性差別発言で世界から非難された森 喜朗前会長は2月、女優の渡辺 直美氏に豚のコスプレをさせると提案したクリエイティブディレクターの佐々木 宏氏は3月に辞任した。
東京都の7月19日の新規陽性者数は727件、死亡者は1人だった。
日本のワクチン接種率はG7の中で最下位だが、累計感染者数と死亡者数は群を抜いて少ない。
<国名/累計感染/累計死/1回接種率/完全接種率/7月20日時点>
アメリカ 3,400万件 60.8万人 55% 48%
イギリス 543万件 12.9万人 68% 53%
ドイツ 375万件 9.1万人 60% 46%
イタリア 429万件 12.8万人 61% 44%
フランス 587万件 11.2万人 54% 40%
カナダ 142万件 2.6万人 71% 50%
日本 84.2万件 1.5万人 34% 22%